【塗るだけ!カンタンな錆対策】黒さび転換型防錆プライマー「さびロック」を検証|驚きのフラット仕上がり
■錆転換型防錆プライマーを手に入れた!
今回、錆転換型防錆プライマーを手に入れたので、その使い勝手をテストしてみようかと思います。
コレです。
≪サビ転換剤 さびロック 浸透 錆転換型防錆プライマー≫
「錆転換型防錆プライマー」なので、「防錆塗料(いわゆる錆どめ)」とは違います。防錆塗料と黒さび転換プライマーの主な違いは以下の通りですね~。
防錆塗料:錆の発生を予防するために、鉄などの金属に塗布する塗料です。錆を防ぐためのバリアを形成し、金属を保護します。
黒さび転換プライマー:既に発生した赤錆を化学反応によって安定した黒錆に変換し、錆の進行を抑制する下塗り剤です。
・・・ほほう。
つまり、防錆塗料は錆を“防ぐ”のに対して、黒さび転換プライマーは“錆を安定化させる”ってことでしょうか。赤さびを材料にして防錆膜にしちゃうとか便利そうですよね。
実はこれまでも「黒さび転換塗料」はいくつか使ってきたので、それらとの比較も含めて実験してみましょうか。
■おあつらえ向きのサビ缶登場(サバ缶ではない)
今回はこれで実験してみます。
真っ赤っかに錆びた塗料の缶!
どうです、見事でしょう(笑)
まずはビフォーアフターを比較しやすくするためにマスキングテープで区切ります。
そしてここからは「サビ転換剤 さびロック」の使用方法に準じていきましょう。
①金属表面の下地処理
浮き錆び、浮き塗膜、劣化膜をワイヤーブラシ等で除去します。
②使用前に十分攪拌
沈降物や分離した水分がある場合があるので、しっかり底から攪拌して均一させます。
色はクリーム色でトロトロしています。
こうして見てるとちょっと美味しそうですが(笑)。
③別容器に小分けする
これは説明書に書いてなかったのですが、このテの「錆転換型」は、サビと化学反応します。つまりサビが付着した刷毛が缶の中に入ってしまうと、そっちも反応してしまうんですよね。
そんなわけで、未使用の塗料を傷めないためにも小分けにしてみました。ついでに乾燥防止の意図もあります。
④刷毛で塗る
ローラー塗装やスプレー塗装もできるそうですが、今回はお手軽な刷毛塗りで行ってみます。
とりあえず塗ってみた感想としては、伸びが良くて塗りやすい感じ。
だけど、ぼってりとはつかないので薄くならないようにちょっと注意が必要かな。
あとはそのまま放置して反応を見てみましょう。
塗った端からみるみる色が変化してきてるのが分かります。
15分まではまだ白が優勢だったのですが、
30分になるとかなり黒優勢になってきてます。
45分経つとかなり黒くなって、55分にもなるともうほぼ真っ黒と言ってもいい状態。
60分経過。
その後、70分まで観察してもほとんど変化がなかったので、60分で完了したものと思われます。
説明書によれば...
半硬化乾燥:2-3時間
硬化乾燥:4-6時間
再塗装時間:12-24時間
とのことなので、最低でも半日、理想を言えば丸1日は放置した方が良さそうですね。
■時間はかかるが仕上がりはフラットで良好
これはホームセンターで買える他メーカーの黒さび転換プライマーと比べると、ちょっと時間がかかる印象でしたね。
某メーカーのものは30分もかからず黒く変換されるので、手軽さといえばそっちの方がいいのかもしれないですが。
注目したいのはその仕上がりです。
刷毛塗りしたにもかかわらず、仕上がった状態はまるでスプレーしたかのようなフラットになってました。
これってすごくないですか?
もっと刷毛の跡とか残って凸凹してもいいのに、こんなにフラットになると思わなかった。
さすがに元の状態がひどいので、1回塗りでは完全には変換しきれなかったのか、うっすら茶色っぽいものが残ってる気がしないではないですが、だけど個人的にはもう十分満足なレベルに仕上がってくれました。
なにせこのフラットな仕上がりはいいですね。
基本的に上塗り塗装を前提にしてるので、この特性は助かります。
気になった方は「サビ転換剤 さびロック 浸透 錆転換型防錆プライマー」でチェックしてみてくださいね!
この記事が皆様の参考になれば幸いです。今回も最後まで読んでいただきありがとうございました~!