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【冬】ローダンセマムが可愛過ぎて、ぎっちり詰め込んだ寄せ植えにしてみた結果

寄せ植えチャンネル寄せ植えデザイナー

こんにちは!
寄せ植えデザイナーの西山です。

冬のお花として定着しているローダンセマム。

マーガレットのような可愛いお花で、寒さにも強く、満開の時にはいっぱい咲き誇るのでとても人気が高いお花です。

今回は、そんな可愛いローダンセマムをいっぱい詰め込んだフラワーアレンジのような寄せ植えに植えたかったので、どこまで詰め込んで大丈夫かを過去に作った寄せ植えで検証していきたいと思います。

花材と容器を用意します。

容器は、通常よくあるサイズの幅25cmのものを用意しました。

ただ、植え込んでみたい素敵で軽いプランターがあったので、そちらがスクエア型という四角い容器に植えます。

丸いプランターの場合は、直径30cm前後を用意すると同じくらいの苗数が入ります。

寄せ植えの花材:オステオスペルマム/スカビオサ/ライスフラワー/ローダンセマム/ブラキカム/アリッサムなど
寄せ植えの花材:オステオスペルマム/スカビオサ/ライスフラワー/ローダンセマム/ブラキカム/アリッサムなど

花材は、全部で14株です。

冬とはいえ、これだけ入れるとかなり詰め込んだ寄せ植えになります。

本当に、これで春まで蒸れずに管理できるのか、植え込んでいてもちょっと不安になりました。

実際に植えた状態がこちらです。

ローダンセマムはどこ?

というくらいたくさん植え込んでいますが、「花材」の時にあった一番上の「ライスフラワー」は流石に根っこが入らないので、引き算しました。

この時点で、アリッサムも押された感じに見えますが、この時アリッサムは少し水切れをしていて元気がないのですが、すぐに回復しました。

そしてローダンセマムは、こちらに植えてあります。

ローダンセマムの寄せ植えの植えた場所(向かって左の後ろ側)
ローダンセマムの寄せ植えの植えた場所(向かって左の後ろ側)

寄せ植えの向かって左側の後ろに植えてあり、日が当たりにくい場所でもあります。

ここでどのくらい成長できるかも検証になります。

苗を購入するときのポイント

また、この検証に大切なことは、できるだけ蒸れないように春まで育てなければいけないので、苗選びにも気をつけています。

寄せ植えで気をつけるべき苗選び。

それは、蕾が多く、というのももちろん大切ですが、葉っぱの張り具合です。

ローダンセマムの苗選び
ローダンセマムの苗選び

ポット苗からはみ出るほどのしっかりした苗は、理想的な良い苗ですが、寄せ植えには少し大きすぎるので、葉っぱが少しはみ出ている程度の苗を選びました。

また、成長することを考慮するので、隣り合わせになる植物の成長スピードと違うスピードの植物を合わせて、お互いに邪魔しないような苗を選べるととても良い環境になります。

ローダンセマムを植えるときの根の扱い方

次は植え込みの時の注意点です。

ローダンセマムは、キク科なので、水がたくさん必要です。

少し根を切る程度でしたら大丈夫ですが、大きくカットしてしまうと場所によっては水の吸い上げるスピードが成長に追い付かず枯れてしまうこともあります。

根を崩す程度はこちらです。

ローダンセマムの根の崩し方
ローダンセマムの根の崩し方

崩す前→根の底に太めの根が巻きついた形

この時期は秋に植え込む時より根の張り具合が固めになっている苗も増えてきますので、

崩した後→底の根をほぐし、土を落とします。

もう一つの目的は、根が柔らかくなっているということが大切です。植える場所の形に合わせて根を変形でき、植えやすくします。

冬の1・2月は、夏の8・9月と同じくらい植物がダメージを受けやすい季節なので、寒さに強い植物でも根をいじるのは最小限にしていきます。

検証の結果は?

寄せ植えを作った2月と比べてみます。

左の写真が全て2月の植えたて寄せ植えで、右側が1ヶ月ごとの経過の写真になります。

まずは、1ヶ月後

1ヶ月後の寄せ植え
1ヶ月後の寄せ植え

ちょうど1ヶ月が過ぎた直後に雪が降り、いきなり楽しみにしていたお花がすべて倒れてしまいました。

ですが、朝にもかぶっていた雪を取り除いたので寒さで傷むことなく、折れた枝もなく、最小限の被害で済みました。

それから掃除などをして回復を待ち、2ヶ月後の成長です。

寄せ植えの2ヶ月後
寄せ植えの2ヶ月後

ローダンセマムは、この時少し花をお休みしていました。

ただ蕾はたくさんあり、蒸れている部分もなかったので、元気に成長中でした。

ここまで詰め込んだ寄せ植えですと、平均2ヶ月くらいがキレイに楽しめる期間なので、そろそろ終わりかな、と思っていました。

ですが、蒸れている症状など出ていなかったので、このままにしてみました。

ここから気づくと1ヶ月が経ち…

中央に植えたオステオスペルマムも満開になりました。

左後ろにあるローダンセマムも開花しています。

アリッサムも所狭しとなってブラキカムに押されて垂れていますが、なんとか無事に花を咲かせてくれました。

検証の結果、ローダンセマムを詰め詰めの寄せ植えにしても、春に蒸れずに咲いてくれました。

そして他にローダンセマムをメインにした簡単な寄せ植えもあったので、ご紹介します。

ローダンセマムのシンプルな寄せ植え

こちらは、初心者さん向けのデザインで、1月に作成した寄せ植えです。

中央にスキミアを植えて、ブラキカムとローダンセマムで交互に植えたシンプルなデザインです。

左側が植えたてで、右側が3月になります。

左写真:植え込みした1月、右写真:蕾が色づき開花し始める
左写真:植え込みした1月、右写真:蕾が色づき開花し始める

2ヶ月経ってやっと開花し始めましたが、まだまだ蕾は固く、ここからも時間が少しかかりました。

さらに待つこと1ヶ月後。

ローダンセマムがメインの寄せ植え
ローダンセマムがメインの寄せ植え

ジャーーーン!という感じで、気温上昇と共に一気に満開になりました。

ローダンセマムは、ゆったりした気持ちで待つお花でもあるなと、改めて実感しました。

のんびり育てたい方にぜひおすすめのお花です。

気長に待ちながら、蕾の色の変化を楽しんでみてください。

ご参考まで。

寄せ植えデザイナー

寄せ植えデザイナーの西山恭枝です。寄せ植え講師として長くたくさんの方に教えている中で、多い悩みを元に簡単に解決できるような作り方をご紹介しています。コンテナガーデン、ハンギングバスケット、リースの植え方・デザインをお伝えします。手軽に楽しめるようにハンギングやリースも100均で手作りする方法もご紹介します。

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