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反抗的な子には原因があった!?保育士が教える「反抗期をちょっと楽に乗り越えられる方法」とは

ぽん先生保育士

こんにちは!ぽん先生です。
「少しでも楽しく子育てを!」をモットーに、子育てや育児に関する情報の発信を行っている現役の保育士です。
今回は頂いたご質問はこちら。

Q:反抗期を少しでも楽に乗り越えるポイントとかありますか?

子育て経験者であれば、誰もが悩んだことのあるであろう子どもの反抗期。
何をするにもいちいち反抗的な態度をとられては、大人もついイラっとして言い合いになりがちなものです。
何とか少しでも気楽にやっていく方法はないのでしょうか?
こちらの解決方法についてご紹介していきたいと思います。
※動画は1分00秒です。

これで解決!

結論から言うと、反抗期を少しでも楽に乗り越えるためには、数日に1回で良いので子どもから何かを教えてもらう時間を作ると良いでしょう。
1つの考え方として、子どもに反抗期というものは存在せず、親が一方的に自分の価値観を押し付けるから子どもは反抗するんだというものがあります。
私はこれにすごく同意していて、子どもと対等な関係でいることによって、例えば無視したり汚い言葉遣いをしてみたりといった反抗的な態度をわざわざとる必要がなくなりますね。
大人の話に対して安心して自分の意見を伝えることができるため、双方が適切にコミュニケーションを取れるのです。
このように、子どもを1人の人間として尊重して、対等に関わることで、子どもに反抗されることは確実に少なくなるのです。
しかし、そうは言っても例えば社会のルールを教えないといけないような場面に子育てしている上であると思います。
そうなると完全な対等は難しいと言えるでしょう。

そこで、子どもとできる限り対等な関係を築くのにおすすめしたいのが、数日に1回で良いので子どもから何かを教えてもらう時間を作ってみることです。
テレビアニメのことでも、保育園のことでも何でも良いので真剣に聞いてみると良いでしょう。
例えば、

2歳半くらいなら・・・
母「このキャラクターの名前はなんていうの?」
子「〇〇だよ!」
母「へぇ〜知らなかった!教えてくれてありがとう」

4歳5歳くらいなら・・・
父「保育園でよく遊んでるバナナ氷鬼って何?」
子「それは、タッチされたらバナナになっちゃう鬼ごっこだよ」
父「えっ、バナナに!?どんなルールなの?」
子「えっとね、まず最初に鬼を決めて・・・それから・・・」

このように、「教える」「教わるの」という立場が一時的にでも逆転することで、自分の方が偉いという親の思い込みが少し和らぐだけでなく、子どもも自分の思いや意見を聞いてもらえることによって、1人の人間として尊重されていることがしっかりと感じられるのです。

親なら誰もが悩んだ経験があるであろう子どもの反抗期。
「親の方が偉い!」「教えないと…」といった思い込みから少し視点を外してみることで、また違った色んな世界が見えてくるのではないでしょうか?
その他、育児や保育園などの子どもに関する質問はぽん先生の質問フォームより募集中です!

保育士

東京都で働く保育士。「少しでも楽しい子育てを!」をモットーに活動中。

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