アリーナを夢の空間へ! 大阪エヴェッサがホーム試合総合演出でLDHと強力タッグを結成
【大阪エヴェッサが新体制発表会を実施】
大阪エヴェッサが8月26日、大阪駅近くのイベントスペースを利用し、ブースターに一般公開する中で2019-20シーズンの新体制発表会を実施した。
来シーズンでチーム創設15周年を迎えるエヴェッサは、創設1年目から5年間指揮をとり、bjリーグでリーグ3連覇を成し遂げた天日謙作HCが9年ぶりに復帰。また所属12選手のうち6人が新加入で構成されるなど、チームを刷新して新たなシーズンに臨む。
発表会ではブースターにチームスタッフ及び選手をお披露目する前に、安井直樹社長が新体制の概要を説明。その中の目玉の1つして発表されたのが、来シーズンのエヴェッサはLDHと完全コラボし、ホーム全試合の総合演出をLDHに委託するというものだった。
【安井社長の悲願だったLDHとのコラボ】
今更説明する必要もないと思うが、LDHはEXILEや三代目J SOUL BROTHERSらの人気アーティストを抱える日本屈指のエンターテインメント企業で、同社のライブクリエイティブを担当している『TEAM GENESIS』が、エヴェッサ主催試合の総合演出を手がけることになるという。
実はLDHとのコラボは、安井社長が長年夢見続けてきた悲願ともいえるプロジェクトだった。
「僕はずっとLDHとやりたくて、いろんなアプローチをしていたんですけど上手くいかなくて…。
去年からエイベックスさんとお付き合いが始まっていて、今年やっとエイベックスさんから繋いで頂きました。やっとかたちになりました。
僕もLDHのアーティストのライブを観に行って思うのは、演出がスピーディで派手で、これはスポーツに合うなと思っていました」
【コンセプトはSPORTS×LIVEの新LIVEエンターテインメント】
安井社長の説明によれば、来シーズンのエヴェッサのホーム試合は音楽、パフォーマンス、映像、証明の連動などを最大限に活用し、LDH所属アーティストのLIVEに匹敵する空間を演出し、ブースターにSPORTS×LIVEの新しいLIVEエンターテインメントを提供していくことになる。
すでに10月13日のホーム開幕戦には、LDH所属のBALLISTIK BOYZ from EXILE TRIBEの参加が決定。ブースターにバスケットの前後で、同グループのパフォーマンスも披露することになる。
もちろん開幕戦以降も、LDH所属のアーティストたちの参加が期待されている。
【アリーナの演出に熱心だったエヴェッサ】
今回のLDHとのコラボ結成前から、エヴェッサは元々アリーナ内の演出に力を入れてきたチームだった。
昨シーズンまでも『チーム・ラボ』が総合演出を手がけ、ブースターも参加する芸術性の高いプリゲーム・ショーを展開していた。
エヴェッサが本拠地にする『おおきにアリーナ』はBリーグの中でもトップクラスのアリーナで、照明・音響施設も充実しており、ブースターを楽しませる演出を手がけるには格好の施設といえる。
昨シーズンの観客動員数は9万人台に留まり、15万人を超えた千葉ジェッツや12万人超えの栃木ブレックス(現宇都宮ブレックス)には遠く及ばなかったが、シーズン最後のホーム試合では6760人を集めるなど、ポテンシャルは十分にある。
来シーズンのLDHとのコラボに期待したい。