「本当は怖い」五月病とは。適応障害やうつ病になる!?
こんにちは、精神科医しょうです。
私は普段、精神科での外来を行い、インスタにてHSP気質に関する発信を行なっています。インスタにも遊びにきてね(外部リンク)
外来をやっていると時々、こんなことを耳にします。
「最近、五月病みたいで…」
特に新入社員や新入学した学生さんからよく聞くお話ですね。たかが五月病とあなどってはいませんか?
放っておくと、適応障害やうつ病になってしまうかもしれません。
そこで本日は、「本当は怖い」五月病について解説していきますね。
本日の記事を読んでほしい人
- 五月病かもと思っている人
本日の記事を読むメリット
- 五月病がどんなものかわかる
- 五月病への対処法がわかる
この記事の信頼性
- 毎日30人以上の外来診察に加えてインスタやvoicyにて6万人以上のフォロワーさんとの関わりから発信します
五月病とは
入学や入社して4月は緊張の糸も張っていますし問題なく過ごせることが多いですよね。
しかし、慣れないことも多くて知らず知らずのうちにストレスは溜まってきてしまっているんです。
無理して環境に合わせすぎてしまったりしているんですね。
そうすると5月をすぎたあたりから、疲れやすかったり、気持ちが落ち込んだり、ネガティブに考えてしまったり、眠れなかったりなど様々な症状が出てくることがあるんです。
五月病は医学用語ではありませんが、一般に5月の時期に学生さんや新入社員、新しく環境が変わった方に起こりやすいためこう呼ばれているんですね。
適応障害やうつ病になってしまっている可能性も
無気力になったり今まで好きだったことに興味が持てない、気持ちが落ち込むなど、日常生活に支障の出るような症状が続くようになったら要注意です。
それは五月病で済まされる話ではなく適応障害やうつ病になってしまっている可能性があるんです。
たかだか五月病でしょと言って侮るなかれ。知らぬ間に適応障害やうつ病になってしまわないようにしたいですね。
五月病への対処法
4月には問題なく暮らせていたけども5月になって具合が悪くなる。
この理由としては、4月に無理して環境に過剰適応していた可能性があるんですね。
思い返してみてください。
新しい仕事場で気を使いすぎたり、飲み会に誘われたら全部いったり、仕事も忙しいのに関わらず全て引き受けたり…。いかがですか?
ご自分のキャパを遥かに超えている状態が続いてしまっていると具合が悪くなってしまうのは当たり前のことなんですよね。
そのため過剰適応しているとことについて改めて考え直してみましょう。
十分な睡眠、休養を心がけて時間を作ってストレスを発散するようにしたいですね。
これまで全て引き受けていたものを、たまには断ってみたり自分自身の時間を作るなどするんです。
そして、何より一人で抱え込まず、職場の信頼できる人や友人、ご家族などにご自身の思いを言葉にしてみることだって大切なんですよ。
人は言葉にするだけでもほんの少し気持ちが和らぐんですね。
それでも具合が良くならない場合には、専門医療機関に相談するようにしましょう。
一番良くないのが、我慢し続けることです。ご自分だけが犠牲になればいいと思うのは間違いですから、気をつけるようにしてくださいね。
まとめ
本日は「本当は怖い」五月病について解説しました。
いかがでしたか?
4月はなんとか頑張れたけど5月に入ってなんだか体が重いとか気持ちが冴えないとか負担を感じている方もいるのではないでしょうか。
もしかしたら五月病になっているかもしれませんから、そのことを意識して、本日解説した対処法を実行してみてくださいね。
決して我慢はしすぎてはいけませんよ♪
私のブログのテーマは、「他人軸でなく自分軸で気楽に生きる」です。
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