「レバー」の食べ過ぎによって「体に不調」が起こる?-栄養素の特徴から解説!-
ご覧いただきありがとうございます。
おがちゃん先生です。
今回は「レバーの特徴や注意点」について解説していきます。
今回の目次
- レバーは栄養が豊富!
- レバーの摂り過ぎがなぜ良くない?
- ビタミンAが悪いわけじゃない!
- 鉄の摂り方を工夫しよう!
- 最後に
【1】レバーは栄養が豊富!
レバーには様々な栄養素がたくさん含まれていますが、そのなかでも代表的なのは「鉄」や「ビタミンA」です。
鉄を多く含むことから「"貧血"で悩む方はしっかり摂りましょう!」ということをよく聞きますね。
これは血液中に含まれる、酸素を運ぶ成分(ヘモグロビン)の材料として、鉄が必要になるからです。
【2】レバーの摂り過ぎがなぜ良くない?
【1】で解説したようにレバーには「ビタミンA」も多く含まれます。
そのため、レバーを過剰に摂ると、いわゆる「ビタミンAの摂り過ぎ状態」になってしまいます。
特にビタミンAは「脂溶性ビタミン」の一種なので、体内に蓄積しやすく「過剰症」に繋がることがあります。
ビタミンA過剰症として頭痛・嘔吐・脱毛などがあげられます。
また、鉄(レバー)の摂り過ぎから、胃腸の不調が起こることもあります。
【3】ビタミンAが悪いわけじゃない!
【2】で解説したようにビタミンAは"過剰に摂取"すると、体に不調が起こることがあります。
しかし、ビタミンAは"不足"した状態でも、目(夜盲症)や皮膚(乾燥など)の不調が現れることがあります。
こう考えると、
「ビタミンA」は不足してもだめ…
だからといって、ビタミンAを多く含む
「レバー」は摂り過ぎてもだめ…
難しいですね。。。
そこでビタミンAが不足しないためにおすすめなのが、緑黄色野菜に多く含まれる「β-カロテン」をしっかり摂ることです。
「β-カロテン」は、必要な分ビタミンAに変換して働くため、過剰摂取になりにくいです。
【4】鉄の摂り方を工夫しよう!
特に女性では、月経(生理)などの影響もあり、男性よりもはるかに鉄を失いやすいです。
そのため、女性の方が貧血が起こりやすい体質といえます。
だからこそ、貧血の予防のために「鉄」を摂ることが大切ですが、"レバーだけに頼る必要はない"でしょう。
例えば、赤身の魚・いわし・ほうれん草・小松菜などにも鉄が多く含まれます。
【5】最後に
16世紀ヨーロッパの医師・化学者のパラケルススの「すべてのものは毒であり、毒でないものはない。 用量だけが毒でないことを決める。」 といった言葉があります。
まさにこの言葉のように、1つの栄養素だけを過剰に摂取する。というのは体に不調が起こりやすいです。
そのため、やはり「バランスの良い食生活」が大切ですね。
最後までご覧いただきありがとうございました!