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【東京都中央区】なぜ銀座の横断歩道に踏み切りが、、、中央区トリビア、その6

Tabicco(旅っ子)ライター/子連れ旅行アドバイザー(東京都中央区)

新橋に近い銀座8丁目に、踏切警報機がある横断歩道があります。なんで、こんなところに踏み切りが、、、と思いませんか?

お察しの方もいらっしゃると思いますが、ここにはかつて線路が引かれていたからです。昭和6年(1931年)から昭和62年(1987年)まで、国鉄汐留駅と築地市場がある東京市場駅を結ぶ線路でした。「そんな駅は聞いたことがない」と思われたかもしれませんが、この路線は客車ではなく、貨物用の路線でした。汐留駅の廃止と同時に廃線になりましたが、踏切警報機だけ記念に残されることになりました。

築地市場へ運搬される物資が列車輸送からトラック輸送に変わったことも影響したようです。移転した、豊洲市場にも鉄道は引かれていません。時代が変わった証拠に、旧汐留駅の跡地には、「シオサイト」と呼ばれる高層ビル群に変わっています。のちに、大江戸線とゆりかもめが開通し、「汐留」という駅名は復活しましたが、地下と高架を走る電車のため踏切はありません。

踏切警報機の背後にそびえるシオサイトの高層ビル
踏切警報機の背後にそびえるシオサイトの高層ビル

ここに横断歩道があるのは、たまたま偶然なのですが、まるで信号機の代わりのように見えて面白いです。銀座のみならず、中央区内で踏切が見られるところはここしかありませんので、子どもたちの社会勉強のためにも、ずっと保存して欲しいです。

【国鉄踏切警報機】
住所:東京都中央区銀座8-20-26

ライター/子連れ旅行アドバイザー(東京都中央区)

東京都在住、2児の母。旅行業界に23年間勤務。仕事も趣味も「旅行」。育休中から、「子連れ旅行」にハマる。コロナ禍で、地元・東京の魅力を再発見。子供と一緒に、グルメ、買い物、イベントなど、「東京観光」を楽しんでいる。好きな地域は、お台場、日本橋。Facebookにて、子連れ旅行情報を発信中。Instagramでは、自身の子連れ旅行写真を投稿しています。

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