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秋の週末も花火がいいね!10月28日(土)開催の花火大会4選

やた香歩里花火鑑賞士な旅ライター

まもなく10月も終わり、紅葉の便りも楽しみな今日この頃。花火を見るには少し寒くなってきましたが、今週末も魅力的な花火大会が各地で開催されます。10月28日(土)に開催される、おすすめの花火大会4選をご紹介します。天気も晴れ予報の地域が多いので、ぜひお出かけください!

※掲載情報は記事執筆時点のものです。公式サイトにて最新の情報をご確認ください。

常総きぬ川花火大会(茨城)

茨城県常総市で開催される「常総きぬ川花火大会」は、花火の盛んな茨城県が誇る、筑北火工堀米煙火店、野村花火工業、山﨑煙火製造所の3社が中心になって打ち上げます。内閣総理大臣賞受賞煙火店である野村花火工業が担当するグランドフィナーレや、山﨑煙火製造所のワイドファンタジックスターマインは必見! そのほか、長野の人気煙火店、紅屋青木煙火店がワイドスターマインを打ち上げます。

他にも筑北火工堀米煙火店の創作スターマインや、全国各地の煙火店の8号玉の競演が見られる「ファイヤーコンテスト」、「花火の巨匠」と題した4社によるスターマインの競演など、内容は盛りだくさん!いずれも、花火好きなら必ず名前を知っているであろうそうそうたる煙火店の作品が楽しめます。首都圏から近いわりに、都内の花火大会ほどの混雑はなく、でも見ごたえは抜群です。有料席も比較的お手頃価格なので、家族やグループで楽しむのもおすすめ!

開催時間:17:30~18:50予定
※荒天の場合、10月29日(日)に順延。
開催場所:茨城県常総市 豊水橋上流鬼怒川河川敷及び橋本運動公園
アクセス:関東鉄道水海道駅から徒歩約15分
有料観覧席:あり。2023年10月26日現在、購入可能(完売している席種もあり)
販売場所:セブンチケット(2023年10月28日17:30まで)
当日券:あり。水海道駅、北水海道駅、市民の広場および各会場入り口にて販売。自由席(1人3000円)のみ。現金のみ対応。
「常総きぬ川花火大会」公式サイト

花火甲子園(愛知)

愛知県で初めての花火競技大会を!を目標に始まった「花火甲子園」は、令和に誕生したまだ新しい花火大会。2019年に第1回開催、2022年に第2回を開催し、2023年に3回目を迎えます。

「甲子園」と銘打つだけあって、北は秋田から南は大分まで、各地の煙火店が参加し、その技を競います。10号玉創造花火と5号玉創造花火の2部門で競技を行い、10号玉部門は15社、5号玉部門は20社が参加。競技の合間には余興花火として音楽つきの花火も打ち上げられ、豪華なスターマインに会場も盛り上がります。

会場のラグーナビーチは開放的で夕日も美しく、100台以上の屋台とキッチンカーが並び、お祭り気分も満点! 多彩な出店についつい打ち上げギリギリまで並んでしまうかも? 早めに行ってお祭りを楽しみ、花火はじっくり腰を据えて観賞するのがおすすめです。

開催時間:18:30~20:00予定
※荒天の場合、10月29日(日)に順延。
開催場所:愛知県蒲郡市 ラグーナビーチ
アクセス:JR蒲郡駅から無料シャトルバスにて約15分。JR三河大塚駅から徒歩約20分。
有料観覧席:あり。2023年10月26日現在、購入可能(完売している席種もあり)。
販売場所:チケットぴあにて2023年10月28日18:30まで。ローソンチケット・イープラスは販売終了。
「花火甲子園」公式サイト

水郷潮来花火大会(茨城)

水郷で知られる茨城県潮来市。その霞ケ浦に近い常陸利根川河畔の水郷北斎公園で開催される花火大会です。打ち上げ数約3000発と、それほど規模が大きいわけではありませんが、音楽とのコラボレーション花火、近距離の水中スターマインなど、魅力的なプログラムが予定されています。水辺の美しさを存分に活かした花火大会です。

有料観覧桟敷席も用意されており、1マス1.8m×1.8m(定員5名)で3000円と、とてもリーズナブル。JR潮来駅改札すぐの水郷潮来観光協会で10月27日まで、10月28日当日には花火大会会場である水郷北斎公園の本部で販売予定です。昼間は地元アーティストによるミニコンサートも開催。秋の日に家族でゆったり楽しむのにぴったりですよ。

開催時間:18:30~19:30(予定)
※荒天の場合、10月29日(日)に順延。
開催場所:茨城県潮来市 北利根川特設会場(水郷北斎公園)
アクセス:JR潮来駅からシャトルバスあり(本数限定)
有料観覧席:あり。10月27日までは水郷潮来観光協会で、当日は会場本部で販売。
潮来市公式サイト|「水郷潮来花火大会」のページ

諏訪湖オータム花火(長野)

例年9月上旬に長野県諏訪市で開催される「全国新作花火競技大会」の代替イベントとして開催される花火の打ち上げです。約10分間、約500発、最大4号玉と、花火大会というには規模が小さめですが、過去に「全国新作花火競技大会」に参加した煙火店の創作花火が打ち上がります。
打ち上げ場所は、夏の「諏訪湖祭湖上花火大会」と同じ、諏訪湖の初島。観覧場所も同じです。夏のような混雑はないので、規模は小さくてもゆったり見られます。

2023年9月30日から毎週土曜日に打ち上げており、10月28日はその最終回。この日の打ち上げ煙火店は、キラキラ輝く点滅花火が代名詞の加藤煙火(愛知)、独創的な花火で競技大会でも注目の華松煙火(長野)、岐阜の煙火店ながら沖縄で話題の「we love namie HANABI SHOW」も手掛けた高木煙火(岐阜)、岐阜県の長良川での花火大会(現「ぎふ長良川花火大会」)や長野えびす講花火大会など、歴史ある花火大会を担当する信州煙火工業(長野)、内閣総理大臣賞最多受賞煙火店の野村花火工業(茨城)の5社。

短時間でもクオリティの高い花火が楽しめます。駅からも近いので、信州観光の帰りにぶらっと立ち寄ったとしても、東京方面・名古屋方面のどちらにもその日のうちに帰宅できるのもいいですね。

開催時間:18:00~(約10分間)
開催場所:長野県諏訪市 諏訪湖畔公園
アクセス:JR上諏訪駅から徒歩約10分
有料観覧席:なし
「諏訪市観光サイト」諏訪湖オータム花火のページ

秋の花火は防寒にも注意!

秋の花火は、夏に比べて空気が乾燥していることが多く、花火がよりクリアに見える、実は花火鑑賞に適した季節。とはいえ、11月も近い今頃はさすがに夜は冷え込みます。昼間はそこそこ気温が上がったりもするので、重たい上着は着ていきたくなかったりもするし、調節が難しい時期ですね。

薄くて軽いダウンや、薄くても暖かいショールやマフラーを持っていくと重宝します。あまり荷物を増やしたくなければ、薄くてもなるべく風を通さない上着を着て、使い捨てカイロを持っていきましょう。

防寒対策もしつつ、花火を楽しんでくださいね!

花火鑑賞士な旅ライター

宮崎生まれの大阪育ち。人生の約半分を京都で過ごし、現在は千葉在住。もとからの旅好きが、関東移住を機に花火にはまり、旅の目的に花火鑑賞が加わりました。遠くへの旅行も好きだけど、身近なお出かけも好き。どこかで見た素敵なものを、誰かに伝えたい。知って欲しい誰かと知りたい誰かを繋ぎたい。日本酒ナビゲーターで温泉ソムリエで花火鑑賞士な旅人。

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