【子育てに依存している?】理想の親を目指してしまうと危険な理由を解説!こうやって子育てに向き合おう
旦那の転勤で、実家も遠くて全然知ってる人もいないとこに住んでます。
子供のためになることは、すべてやってあげたいと思っていろんな習い事とかさせてます。
私が勉強とかあんまやってこなくて苦労したので、子供には同じ思いさせたくないです。
でも、時々、自分の時間が欲しくてたまらなくなります。
親なら子供優先するのが当たり前ですよね…
私の母は専業主婦で、子供のために親が犠牲になるのは当然言ってました。
私って母親としてダメなんですかね…
旦那以外の人と話さない日も多くて、なんかつらいなって気持ちがしてきました。
まとまりないんですけど、なにかヒントがもらえたら嬉しいです。
こんな相談をいただきました。
子育て中のママ、特に、知らない土地で孤軍奮闘しているママたちは、不安になることも多いでしょう。
子育てのみが自己実現になっているように錯覚してしまっているママたちにも、私はたくさん出会ってきました。
愛情をかけることと、子どもに対して依存してしまうことは別ものです。
今回は、子育てへの向き合い方について解説していきたいと思います。
悩んでいるママやパパは、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
【子育て】に依存している親の特徴
子育てに依存している親の特徴には、下記のようなものが挙げられます。
当てはまる項目が多い場合、「子育てに対して依存気味になっているかも…」と自分のあり方について振返ってみましょう。
感情的に怒る
子どもを叱るときに、感情的になりがちな人は注意。
叱る場面というのはつい感情的になりやすい状況です。
しかし、もし子どもではなく、他人の言動によって同様の状況に陥った場合、あなたは感情的に怒るでしょうか?
感情をむき出しにするのは、「子どもに対してなら許されるだろう」という気持ちからきているのです。
叱ることと怒ることは別ものと考え、感情のままに怒るのはなるべく控えましょう。
こちらの記事もよろしければ合わせてお読みください。
⇒【あなたは大丈夫?】感情コントロールできない人の5つの特徴を解説
「将来はこうしてほしい」と考える
考えるだけならまだよいのですが、子どもに対して
・中学受験をしなさい
・いい高校、大学に行きなさい
・将来は医者になりなさい
など、将来を決めつけるような声かけをしていませんか?
自分に自信がない親ほど、子どもに自分のやりたかったことや劣等感を押し付けてしまいがちです。
子ども自身の選択や可能性を制限しないよう、将来を決めつける言動は避けましょう。
○○になりなさい
○○に行きなさい
ではなく、
将来どんなことがやりたい?
と子どもにきいてみるのがよいです。
子どもの人生は子ども自身のもの。
自分で決められないときは、選択肢や情報を与えてみましょう。
子ども同士トラブルに介入する
子ども同士のトラブルに過剰に介入することは、子ども自身の問題解決能力を信用していないというメッセージになってしまいます。
また、子どもが自分自身で問題解決する力や、人と折り合いをつける力を培う機会をうばってしまうことにつながるでしょう。
自分で上手に気持ちを表現できない年頃の子どもに対するトラブルへの介入についてはこちらの記事で解説しているのでぜひ読んでみてくださいね。
⇒【人間関係の基礎作り】子ども同士のトラブルにどう介入したらいい?【年中と2歳児】
子どものことを考えて不安や悲しみに襲われる
子どものことを考えるのは、親として自然なことです。
ただ、子どものことを思い浮かべたときに多く不安や悲しみに襲われるというのは、やや心配性でしょう。
不安や悲しみについては、気にしているとキリがなくなってしまいます。
なぜ自分は不安に思っているのか?
なぜ悲しくなるのか?
紙に書き出してみると、気持ちを切り替えやすくなりますよ。
「あなたのため」と言う
あなたのため、という言葉は、子どもを縛ります。
子どもは、特に小さいうちは親の助けがないと生活できません。
そういった関係がある中で、親が自分の思ったとおりにさせようとしたときに出てきてしまう言葉です。
とはいえ、日常生活を送るうえでルールとして守った方がよいことはたくさんありますよね。
これは言い方の問題で、例えば以下のように言い換えてみるとよいでしょう。
・○○(子どもの名前)はどう思う?(話を聴いたうえで否定せず)なるほど。ママは○○と思うな
・18時になると暗くなるから、この時間までにはおうちにつけるようにしようか
伝えたいことは具体的な事実を話し、話を聴くときは子ども気持ちから聴くようにしましょう。
自分の趣味がない
子育て以外に没頭する趣味がないと、子育てばかりにとらわれるようになってしまいます。
理想の親像に囚われ、時間も労力もすべてを子どもに注いでいませんか?
子どもにとって、親が楽しんでなにかをしている姿は希望や活力になります。
親になっても、自分自身の楽しみや趣味をみつけましょう。
時間がないのであれば、家事の合間に音楽を聴いたり雑誌を読んだりするのでもよいでしょう。
「ママだって我慢している」というように罪悪感を植え付ける
子どものために、やりたいことを我慢するのが当たり前
そう考える人はめずらしくありません。
ただ、私は親だからといって何もかもを我慢する必要はないと考えています。
親が人生や生活の中で苦労・後悔していることを子どものせいにすると、子どもは呪縛に苦しむことになります。
人生は選択の連続ですから、できないことや我慢していることを子どものせいにするのではなく、できることや我慢というフレーミングを外す工夫をしていきましょう。
何もかも我慢して、子どもが最優先。
なんで自分ばっかり…
と考えるよりも、多少手を抜きさまざまなサービスや支援をつかってでも、楽しくイキイキ過ごす親といた方が、子どもも幸せな気持ちになりますよ。
例えば、一時保育や病児保育、産後ケア。
・働いていないのに保育園に預けるなんて罪悪感…
・周りの人に、母親失格と言われた
・病気の子どもを預けてまで働くなんて、ダメな母親なのかな…
・子どもの看病で疲れて自分も倒れそう。誰も助けてくれる人がいない
・産後でしんどいのに実家に頼れない。夫は仕事が遅くて孤独
いろんなママたちのいろいろな声を私は聴いてきました。
子どものために一生懸命頑張り、考えている時点で母親失格なんてことは絶対にありません。
昔と今は時代が違うのですから、自分の心をかき乱すような言葉に耳をかす必要はありません。
親が自分の心を満たすことが、結果的によりよい子どもとのかかわりにつながっていきます。
対等ではなく上下関係がある
親がいなくては、特に幼い子どもは生活ができません。
身体の大きさでも、子どもと親には差があります。
しかし、子どもと親とは別の人格であり、別の人生があります。
上下関係ではなく、子どもと対等の立場で接し、子どもの意思を尊重することが大切です。
自分の人生を楽しもう
子育てに対して依存的にならないためには、自己実現の場をいくつかもっておくことが重要です。
仕事でも、趣味でも、なんでもよいです。
理想の親
ではなく、
自分の人生を楽しんでいる私
になりましょう。
親のイキイキとした姿をみることで、子どもの未来に対する考えた方が明るくなります。
また、過度に子育てに依存しなくて済むために子どもとの関係も良好に築けるでしょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。