「やさしいことばで返信しよう」ーー mixi2が目指す"平和なインターネット"に心温まる
SNS大手各社がAI機能の実装を競う中、「mixi2」が突然登場。返信画面に「やさしいことばで返信しよう」というメッセージを表示し、穏やかなコミュニケーションを促す仕様が特徴だ。
現在のSNS市場では、Xが月間アクティブユーザー数約3億人を抱え、Threadsも立ち上げから1億ダウンロードを突破している。一方でmixi2は、エンゲージメント至上主義から距離を置き、"やさしさ"を前面に押し出したプラットフォーム作りを進めているような印象を受ける。
インターネットは社会の縮図だ。素敵な言葉が飛び交うこともあれば、思わず目を覆いたくなるような汚い言葉の応酬に遭遇することもある。
画面の向こう側には人間がいて、相手も心がある。言葉は時には子どもの頃抱きしめていたぬいぐるみのように優しい時もあれば、包丁のように鋭利な時もある。思いやりの心は日本の誇り。言葉は投げつけるのではなく、そっと差し出すような気持ちを持ちたいものだ。
日本のSNS市場では、LINEが圧倒的なシェアを獲得し独自の発展を遂げてきた。mixi2も同様に、日本的な価値観に根ざした新しいコミュニケーション空間を創出できるかが、今後の成長のカギとなりそうだ。