MacBook Proのバッテリー劣化を劇的に抑える革新的な方法が実証された。従来は1年で最大容量が89％まで低下していたバッテリーを、98％という驚異的な数値で維持することに成功した。

この顕著な改善は、無料アプリ「battery」による80％充電制限で実現された。通常のMacBook Proでは年間91回だった充放電回数が、わずか64回まで削減されている。これはバッテリーの劣化速度を約3分の1に抑制した計算になる。

以下が2022年時点に僕が投稿した内容。当時使用していたM1 Pro MacBook Proのバッテリー状態に比べて格段と改善されていることが分かってもらえるはずだ。

Appleが提供する「バッテリー充電の最適化」機能では、デバイスの自動判断により必ずしも理想的な充電制御ができない。一方、「battery」アプリは確実に80％で充電を停止させ、バッテリーの劣化を最小限に抑える。

実証実験では、外部ディスプレイの使用や頻繁な外出、システムクラッシュという過酷な条件下でテストを実施。それでも最大容量98％という驚異的な結果を維持できた。

さらに、同様の方法をM2 Pro MacBook ProやM3 MacBook Airでも実施したところ、いずれも最大容量100％を維持。この手法は、すべてのMacBookユーザーが即座に活用できる実用的な解決策だ。

バッテリーの寿命を大幅に延ばすこの方法は、MacBookの長期使用を考えているユーザーにとって、非常に有効な選択肢となるだろう。