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「立ちくらみ」を予防する"5つ"のポイント!立ちくらみが起こりやすい人の特徴とは?

ご覧いただきありがとうございます。

おがちゃん先生です。

今回は「立ちくらみ」を予防する5つのポイントを解説していきます。

今回の目次

  1. 立ちくらみとは?
  2. 立ちくらみと貧血とは違うの?
  3. 立ちくらみはなぜ起こるの?
  4. 「立ちくらみ」を予防する5つのポイント
  5. 最後に(立ちくらみの注意点)

【1】立ちくらみとは?

立ちくらみとは、立ち上がったときに脳への血流が不足し、一時的にふらつき・めまいを引き起こす症状のことです。

これは、何らかの理由により血圧の調節がうまくできないとで起こります(起立性低血圧)。

【2】立ちくらみと貧血とは違うの?

立ちくらみでは、一般的に「貧血を起こした」とも言われることがありますが、立ちくらみと貧血は病態が異なります。

  • 貧血…赤血球やヘモグロビンが不足して、酸素の運搬能が低下することで動悸・息切れ・めまいなどが起こる
  • 立ちくらみ(起立性低血圧)…一時的に脳への血流が不足してふらつき・めまい起こる

貧血と立ちくらみの違いについてはこちらの動画でも解説しております。

【3】立ちくらみはなぜ起こるの?

本来、立ち上がるときには、特に下半身の血管が収縮して、脳への血流を促進します。

血管の収縮は「自律神経」という神経により反射的に行われます。

しかし、何らかの理由によってこのシステムがうまく働かないと、脳への血流が不足して立ちくらみが起こります。

例えば、下のようなことが要因となることがあります。

  • 加齢
  • 脱水
  • 急に起き上がる
  • 栄養不足…極端なダイエットなど
  • もともと低血圧である
  • 自律神経の乱れ(過労・睡眠不足など)
  • ホルモン分泌の異常など

【4】「立ちくらみ」を予防する5つのポイント

ここでは立ちくらみの予防として、日常でやりやすいものを"5つ"紹介します。

①起き上がる前に、足首を動かす

寝ている状態から突然起き上がると、立ちくらみが起こりやすくなります。

そのため、起き上がる前に足首の曲げ伸ばしをして、血流を促進しましょう。

②温度差には注意(入浴など)

入浴などにより体が温まると血管が拡張します。

その状態から急に立ち上がると、脳への血流が不足しやすいため、特に入浴後はゆっくりと立ちあがりましょう

※立ちくらみが起こりやすい方は、お湯の温度が高くなり過ぎないようにする。

③栄養不足・脱水には注意

栄養不足や脱水では、低血圧・低血糖を招きやすくなり、立ちくらみが起こりやすくなります。

バランスの良い食事適度な水分補給を心がけ、極端なダイエットは避けるようにしましょう。

※適度に塩分を摂ることで低血圧の防止にはなりますが、摂り過ぎは高血圧を招いてしまうので気をつけましょう。

④日頃からストレス解消を心がける

例えば、ストレスがかかると交感神経という神経の刺激により「血管がギューッと収縮」します。

そこから"急に"リフレッシュをすると、血管が"急に拡張"して、立ちくらみが起こりやすくなります。

そのため、日頃から、入浴・お茶会・運動・ヨガ・ドラマ鑑賞などで、ストレス解消を心がけましょう。

⑤筋力の向上・適度な運動

私たちは重力がある中で生活をしているため、どうしても下半身の方に血液が貯留しやすくなります

それを上半身に戻すために大切なのが「ふくらはぎの筋肉(第二の心臓)」なため、足の運動や筋力向上を心がけましょう。

立ちくらみは、副腎皮質機能低下症などの疾患によっても起こることがありますので、頻繁に起こる場合には、早めに医療機関への受診をおすすめします。

【5】最後に(立ちくらみの注意点)

なかには、立ちくらみにより転倒をしてしまい、骨折などのケガをしてしまうこともありますので、注意しましょう。

下の動画でも解説していますので、ぜひご覧ください。

最後までご覧頂きありがとうございました。
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身体の構造や仕組みを分かりやすく解説!/0から学ぶ解剖生理学サロン運営/JSTAS認定整体師/東京リエイチ整体アカデミー非常勤講師/bijou解剖ボディケアスクール講師

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