【京都市東山区・上京区】京にある「ぼけ封じ観音」の一番は今熊野観音寺 二番千本釈迦堂 三番勝龍寺!
最近、物忘れが多くなったなあと感じる筆者です。いよいよぼけるのかなあなどと思ったりするのですが、ぼけの神様はいないものだろうかと調べてみますと、ぼけには、神様ではなく、観音菩薩様が良いようですね! 2023年1月19日~20日にかけて3つのお寺を訪ねてみました。
ぼけ封じ近畿十楽観音霊場めぐりというのがあります。第1番・今熊野観音寺(京都市)、第2番・大法恩寺(千本釈迦堂・京都市)、第3番・勝龍寺(京都府長岡京市) 、第4番・正法寺(滋賀県大津市)、第5番・玉桂寺(滋賀県甲賀市)、第6番・総持寺(大阪府茨木市)、第7番・太融寺(大阪市)、第8番・大龍寺(神戸市)、第9番・七寶寺(兵庫県神崎郡)、第十番・常瀧寺(兵庫県丹波市)だそうです。
京都にある3つの観音霊場をご紹介します。ぼけ封じの第1番は、東山通七条の通称女坂からさらに南へ、今熊野商店街の途中にある泉湧寺道を登っていくと、泉涌寺の境内地にある「今熊野観音寺」です。
平安時代に弘法大師が開創した古刹で、ご本尊の十一面観音は、頭痛封じ、知恵授かりの「頭の観音様」として崇敬を集めています。西国三十三所第十五番札所でもあります。名前と祈願を記入して、観音様のそばに置く、大変美しい御宝珠の奉納も引き受けてくださいます。
「今熊野観音寺」(外部リンク)東山区泉涌寺山内町 075₋561-5511
ぼけ封じの第2番は、北野上七軒近くにあって、現本堂が応仁の乱でも唯一焼失を免れたことでも知られる「大法恩寺」、京洛最古の国宝建造物です。千本釈迦堂といった方がなじみ深いかも知れません。
大工の棟梁の妻であった「おかめ」招福の寺として、また大根炊きの行事などでも知られます。
「大法恩寺」(外部リンク)京都市上京区今出川通上ル 075₋461-5973
そしてぼけ封じの第3番は、京都府長岡京市にある「勝龍寺」です。平安時代に弘法大師が開創した古刹です。本尊の十一面観音は重要文化財。境内には、ユニークな布袋さんがたくさんおられます。月に一度の布袋市で賑わっています。
観音霊場でありながら、キリシタンの細川ガラシャゆかりの寺院でもあり、ガラシャの切り絵のご朱印なども授与していただけます。
「勝龍寺」(外部リンク)京都府長岡京市勝竜寺19₋25 075₋951-6906