ブラタモリ屋久島編で話題 花崗岩を関東・関西で見るには?
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ブラタモリ屋久島編では、日本初の世界自然遺産登録にもつながった屋久杉が育った背景に、島全体の7割を占める花崗岩の存在があることが、明らかになりました。
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いつかは行きたい屋久島ですが、関東や関西にお住いの方は、すぐには難しいはず。そこで、近県で花崗岩が見られる場所をご紹介します。
昇仙峡(甲府市)
関東の方なら、甲府市の昇仙峡が候補地。長さ約10キロメートルに渡る昇仙峡は、花崗岩が織りなす美しい景観から「日本一の峡谷」とも呼ばれています。
紅葉の時期が有名ですが、とても混みます。花崗岩の見物なら、穴場旅・ずらし旅となり、静かに見学が可能です。
甲府駅から、バスで約45分。昇仙峡滝上バス停で下車。ロープウェイ→仙娥滝→花崗岩トンネル→夢の松島(最大の名所)→昇仙峡グリーンラインバス停と回るのがおすすめです。
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石切山脈(茨城県)
茨城県の焼き物の町、笠間市にある石切山脈は、花崗岩(稲田石)の採石場です。インスタ映えすると話題になったこともある場所です。
予約なしで見学できますが、予約をすると、採石場の見学も可能です!
笠間栗モンブランの売店もあり、岩石にあまり関心のない同行者でも大丈夫。
東京からなら、特急ひたちとJR水戸線を乗り継ぎ稲田駅で下車。徒歩約20分です。東北新幹線の小山駅から向かうこともできます。
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このほか、茨城県の筑波山の中腹から、研究学園都市の地底にかけても、花崗岩が広がっています。研究学園都市は、花崗岩に支えられているのです!
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銀閣寺(京都市)
関西では、銀閣の境内にある向月台や銀沙灘(ぎんしゃだん)は、花崗岩から作られた造形美です。
花崗岩(白川石)が元となった白川砂は、京都を代表する著名な寺社の庭園で用いられてきました。現在は、採掘は禁止または許可制となっています。
また、京都の方にはおなじみの、鴨川デルタ周辺から、比叡山と大文字山望む風景。実は、比叡山と大文字山の間にある、大きなお皿のような地形は、すべて花崗岩です!
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小豆島(香川県小豆郡)
関西からのアクセスがよく、オリーブの栽培などで知られる小豆島は、ベースが花崗岩からなる島です。
具体的には、安山岩>火山角れき岩>花こう岩の3段階の構造になっています。花崗岩が、安山岩にしっかりガードされていることが、オリーブが育つ、水はけと保水性のバランスが良い土壌につながっています。
※四国のこんぴらさんも、安山岩が花崗岩をガードする地形です。
小豆島の花崗岩は、大坂城の石垣にも使われ、担当した多くの藩が採石を行いました。大坂城のひときわ目立つ、巨石の石垣は、小豆島産と考えられています。
六甲山(兵庫県)
また、関西に人々にとってなじみが深い六甲山は、大部分が花崗岩からできています。
ブラタモリ屋久島編のロケ地や内容は、下のページで確認できます。
【ブラタモリ屋久島】タモリさんが屋久杉を生んだ貴重な地形を探る#235(とらべるじゃーな!)