越後の名物をキュッと閉じ込めて「にいがた琥珀」で百花園さんの琥珀糖で新潟県の魅力を美味しく満喫
新潟県新潟市に本店を構える和菓子屋「百花園」さん。創業1885年の老舗和菓子屋さんではございますが、現在はその枠組みにとらわれず、様々な和洋折衷のお菓子を展開ならびに販売なさっているお店です。オンラインストアだけではなく、各百貨店さんでの期間限定販売等には、すぐに完売してしまうような商品も。
さて、その百花園さんが新潟県の魅力をひとつの作品の中にきゅっと閉じ込めた色彩豊かなお菓子が注目を浴びています。その名も「にいがた琥珀」。新潟県の観光名所や特産品を可愛らしい形と、ちょっと意外な味わいで表現なさった琥珀糖にうっとり。今回は、百花園さんの「にいがた琥珀」をご紹介。
一見するとなんの形だろう、と首をかしげてしまうようなものもありますが、例えば花火。こちらはいわずもがな、8月1日から開催される長岡花火大会ですね。ブルーベリー味の琥珀糖に大輪の華が咲きます。更にピンクは佐渡島の形を模した苺味。中でも特にイチオシなのが、ペパーミント味と日本酒味!
ペパーミントは、すっきり爽やかな清涼感!という固定概念といいますが、イメージが強い味わいのひとつではないでしょうか。チョコミントアイスしかりガムしかり、ストレートに飛び込んできては鼻から駆け抜けていく…
という強烈なインパクトではなく、そよそよと優しく体を撫でてくれるような優しい風のよう。こんなに心地よいペパーミントは非常に珍しいのではないでしょうか。琥珀糖のメインとなる味わいはあくまでお砂糖の甘味が織り成す寒天の丸みを帯びた味わい。そこを実感してから、ふんわりと、そしてゆっくりとこみ上げてくる感覚は、すっきりとお昼寝から目覚めた時のような適度なまどろみと爽快感のようにも感じられます。
もうひとつお気に入りだったのが、新潟市の酒蔵「令代司酒造」さんの日本酒を使用したフレーバー。摺りガラスのようなお米と瓢箪の形のもの、二種類です。「令代司酒造」さんのホームページに記載されておりますように、『新潟の今と古むすぶこと』というモットーが、長い間新潟県の名物や特産品として紡がれてきた物事を、令和の時代にも映えるお菓子に寄り添っているところに強く惹かれます。こちらも口に入れて咀嚼し、ひと呼吸おいてから仄かに鼻にツンとくるような馥郁たる香りが鼻腔を擽ります。どことなく大人な雰囲気漂うテイストです。
旅の記念として、はたまた新潟県出身の方へのお手土産としてなど、実は用途も多彩なにいがた琥珀。美味しさと郷土の魅力が、ひとつの和菓子を通じて誰かと誰かの懸け橋になるかもしれませんね。
<百花園・本店>
公式サイト(外部リンク)
新潟県新潟市中央区営所通1-321
025-222-4055
9時~18時30分
年中無休