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【橋本市(高野山エリア)】カメムシを大嫌いにならないでほしい。カメムシの奥深い世界

田中寛人地域のあしもとマイスター(橋本/高野/かつらぎ/九度山)

昨日よりカメムシの情報をネットニュースにてよく見かけます。

「カメムシ大量発生」「カメムシ注意報」「カメムシ対策グッズ」「過去最高数のカメムシが越冬」などなど。

世の中の多くの方が昆虫嫌いになってきているとも聞きますが、その中でもカメムシはかなり嫌われている方に入ると思います。

カメムシは農業での害虫です。

ご家庭にいると、触ると臭いし、大量に越冬していたりすると見た目が嫌、というのも分かります。

ただ、カメムシの存在全てを否定しないでほしいので、本日はちょっと変わった切り口でのカメムシの利用のご紹介。

普通に畑にいるカメムシで、特定のカメムシの味は青りんごフレーバー。

信じられないかもしれませんが、本当です。本当に青りんごの爽やかで甘酸っぱい香りがします。

畑でカメムシを採って来て、ペットボトルの中にカメムシと水を入れてしばらく置くと、青りんごフレーバーウォーターの完成!

中の虫を取り除いて水だけにすれば、全く虫感は感じられず、実際に私の行う昆虫食イベントでも皆さん騙されるし、驚かれます。

お酒に漬け込むと、青りんご酒モドキになります。

この形のカメムシは香りがよくありません。細長いタイプのカメムシが香り高い種類が多いです。
この形のカメムシは香りがよくありません。細長いタイプのカメムシが香り高い種類が多いです。

ここまで実際にやる方は少ないとは思いますが、いい香りのするカメムシも身近にいることだけ記憶の片隅に置いて頂ければ幸いです。

※皆様に昆虫食を推奨しているわけではありません。

地域のあしもとマイスター(橋本/高野/かつらぎ/九度山)

和歌山県高野町在住。現場のフィールドワークを通してその土地ならではの地域資源を掘り起こし、地域づくりにつながる高付加価値商品開発や体験プログラムの企画造成支援や実践を行っています。そのスキルも活かして皆さまのまだ見ぬ和歌山県をお届けしていきたいと思っています。民俗学と発酵と和の薬草と昆虫食と染色のイベントもしています。社会教育士 (橋本市/高野町/かつらぎ町/九度山町 担当)

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