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勉強ができない子の親が無意識に繰り返している"NGな叱り方"とは?効果的な方法を小学校教師が解説

ナナホシ教育/子育て/学校

子どもの成績が思わしくないとき、親は焦りを感じ、つい口うるさく言ってしまいがちです。しかし、それが逆効果になることもあります。今回は勉強が苦手な子どもの共通点と対処方法を解説します。

勉強が苦手な子の傾向

勉強が苦手な子どもたちは、学習意欲が低い、集中力が続かないといった共通点が見られます。また、親からの過度な期待やプレッシャーを感じていることも多いようです。それでは、こういった子どもへはどうしたらいいのでしょうか?効果的な方法を3つ紹介します。

1. 子どもの興味関心を活かした学習法を見つける

子どもの好きなことや得意なことを見つけ、それを学習に結びつけてみましょう。勉強に対しての抵抗が減っていきます。例えば、算数が苦手な子には料理を通じて分数を教えるなど、楽しみながら学べる工夫をしましょう。

効果的な声かけ例

「料理の材料を半分にするとき、分数の計算が使えるね。一緒にやってみよう!」

NGな声かけ例

「どうしてこんな簡単な計算ができないの?」

2. 小さな成功体験を積み重ねる

小さな目標をつくって、一つずつ達成感を味わえるようにします。こうすることで、自己効力感が高まり、学習意欲の向上につながります。

効果的な声かけ例

「今日は5問中3問正解できたね。昨日より1問増えたよ。すごいじゃない!」

NGな声かけ例

「5問中3問しか解けなかったの?もっとがんばりなさい。」

3. 自主性を尊重し、選択肢を与える

子ども自身に学習計画を立てさせたり、問題の解き方を選ばせたりすることで、主体性を育てます。これにより、勉強に対するモチベーションが上がります。

効果的な声かけ例

「今日は何の教科から勉強する?どんな順番で勉強するか、一緒に考えてみよう。」

NGな声かけ例

「今日は算数を1時間、英語を30分やりなさい。」

まとめ

子どもの興味関心を活かした学習法を見つけること、小さな成功体験を積み重ねること、自主性を尊重し選択肢を与えることの3点を紹介しました。これらの方法を実践することで、子どもの学習意欲を高め、自信を持って勉強に取り組める環境をつくることができるでしょう。

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