川崎市高津区では武蔵新城駅の一部や、溝の口周辺などラーメンがひしめき合うエリアです。

今回は12店舗を前編と後編で6店舗づつご紹介させていただきます。

『松虎亭』などかなり昔にお邪魔した店舗などは割愛させて頂きます。

全店舗は紹介できないので、お気軽なお気持ちでご覧ください。

■煮干しらーめん田中にぼる(武蔵新城)

2021年6月創業で、かつて(現在は経営を譲渡)八王子で煮干しラーメンで超人気店だった『圓』出身のお店です。

武蔵新城駅ではすぐに入れ替わることで有名な店舗で、安定感のある人気を保ち、去年には店内大規模リフォームなども果たし、順風満帆に感じられます。

『自家製麺×煮干』がベースとなっており、淡麗、濃厚煮干に加えて限定メニューや和え玉も人気となっております。

ペット用の煮干しのお土産を頂けたり、煮干の素を試せたり、追いニボシの様な『特製にぼり』など様々なサービスを享受できます。

[麺]

自家製麺のふすまが見えるタイプで低加水細麺ストレートで非常に歯切れが良く、濃厚煮干スープと相性がバッチリです。

[スープ]

濃厚だけど粘度は低めのサラッと飲みやすいタイプのスープはビター感もありつつで非常に美味しいです。

特製にぼりで途中から煮干感をアップして楽しむことも可能です。

[トッピング]

チャーシューの質も高く、めんまも極太なのに食べやすく、岩海苔がアクセントになっていました。

■ラーメン泪橋(溝の口駅)

2009年に新橋で産声を上げ、2014年に今回紹介する溝の口店はオープンしました。

一見、二郎系の様なビジュアルで混同しがちですが、ガッツリ系ながらも異なった魅力あるラーメンを提供してくれます。

[麺]

かなり角ばったスクエア型ストレート、ザクっとした食感でデフォだと麺量はさほど多くありません。

[スープ]

背脂がたんまり入ったスープは和風豚骨と表現できる甘味もあって鰹節とも相性がバッチリでした。

[トッピング]

何と言っても鰹節の印象が強く、ニンニクの量もしっかり入っています。

■長浜ラーメン博多っ子(溝の口駅)

夜中3時まで営業しており、夜中でも行列ができる長浜ラーメンを提供してくれるお店です。

長浜ラーメンだけど、『博多っ子』という若干矛盾が生じる店名ではありますが

博多っ子が作る、長浜ラーメンとも解釈はできますね。

[麺]

麺ほ細麺の低加水ストレート。深夜にずばっとスルッと胃の中に納まる麺です。

ちなみに、替玉といえば『長浜ラーメン』発祥です。

[スープ]

キレイに白濁したスープ。豚骨臭さは控えめで、関東風にアレンジされたスープ。

これまた飲みの締めにちょうどいい濃さのスープでした。

逆に、博多ラーメンは鶏ガラをベースで弱火で炊き上げるのでここまでは白濁はしません。

[トッピング]

紅しょうがが入れ放題で、味変に最適で替玉をしたあとに最適のトッピングです。

デフォでネギはかなり多めで、チャーシューが１枚、海苔も１枚入ってます。

■家系ラーメン陸(武蔵中原駅？)

家系ラーメンの老舗『川崎家』出身の『幸家』跡地に、2022年同店従業員さんが引継ぎ、店名を変えてオープン。

武蔵中原駅からは遠く、子母口エリアで最寄り駅はありませんが尻手黒川沿いで人気のお店となっております。

[麺]

酒井製麺の杉印、麺量はしっかりめで平打ちウェーブ麺が美味しいです。

[スープ]

スープの量も非常に多くバランス型、鶏油ぽくない油は多め、カエシは濃いめで豆板醬との相性がいいです。

[トッピング]

焼豚はバラロール、ほうれん草は少なめネギは多め、生姜は冷蔵庫で保存しており鮮度もばっちりです。

■らーめん豚島(溝の口駅)

自由が丘駅の2号店でしたが、本店は閉店してしまいこちらの店舗のみになっています。

溝の口駅では数少ない本格的な二郎系インスパイアで確固たるポジションを掴んでいます。

[麺]

麺は硬めをコール。おそらく既成麺で平打ちのちぢれ。オーションはそこまで強くないタイプ。デフォで250gなのでペロリでした。

[スープ]

どちらかと言えば非乳化で動物系などはあっさり。

焦がしネギと中国醤油で味付けた黒アブラがジャンキーな味わいになってます。ニンニクは後から好みで入れ放題。

[トッピング]

ブタはかなり分厚いものが2枚。ややパサが気になったが美味しかった。

ヤサイはシャキ系でキャベツも割と入っていました

■らぁ麺みうら(二子新地駅)

はやし田を運営している株式会社INGSが関わっているであろう、いわゆる『はやし田系』のお店です。

[麺]

菅野製麺所の加水率低めの細麺ストレートでふすまがかなり目立つ全粒粉です。デフォで140gくらいです。

[スープ]

大山鶏をふんだんに使われており、鶏の甘味と塩のバランスがちょうどいいスープでした。

[トッピング]

鶏豚の低温調理、紫玉ねぎ、ネギ、穂先メンマなどが入っていました。

以上が川崎市高津区のラーメンまとめ前編となります。

後編も乞うご期待ください。