7月4日は静岡市で38度予想 国内の今年一番の暑さを更新か
7月3日は西部で35度を越えた
静岡県内は7月3日は厳しい暑さで、西部で35度を越えたところがありました。
暑くなった原因は暖気と西風です。
下図のように上空1500m付近は21度以上が入っていました。これがかかって晴れれば35度を越えてもおかしくないような暑い空気です。さらに西部には西風が吹いていましたが、暑い陸地を通ってあたたまった空気が入ってきました。このため西部を中心に気温が上がりました。
7月4日は35度以上の場所が増え、静岡市は38度予想も
7月4日は35度以上の猛暑日の地点が増えそうです。上空の暖気が居座ります。朝晩の気温が下がりにくいので、ベースが高い状態で、そこから日差しで地面がどんどんあたためられます。前日以上に気温が上がるところが多く、西部以外の地域でも35度を越えそうです。
西部には西からあたたまった空気が入りやすい状況が続きますが、この西寄りの風が中部では南西に変わります。これが特に静岡市で気温が上がる原因です。
静岡市の南西、焼津市との市の境には標高が500mほどの高草山があります。この山を越えるときにフェーン現象が起こるので、気温がとびぬけて高くなりそうです。
最高気温は、浜松・静岡・三島・網代で35度以上を予想しています。静岡市は38度と全国で最も高い予想が出てきました。ここまで上がれば今年の国内の最高気温更新となります。
朝晩も気温が高く、25度を下回らない熱帯夜のところも多そうです。今年初めて、静岡県内に熱中症警戒アラートが発表されました。涼しい環境で過ごし、激しい運動などは避けた方がよさそうです。
暑さしばらくおさまらず
暑さはしばらくおさまりそうにありません。7月5日、7月6日も上空に暑い空気が居座ったままとなりそうです。
7月5日以降の予想気温を見てみると、静岡市や三島市では35度前後を予想している日が多くあります。まだ梅雨明けはしていませんが、すでに真夏だという気持ちで万全の熱中症対策を行ってください。