【神戸市中央区】120年以上前に作られた小学校のレンガ塀の圧倒的存在感を感じてきた
明治時代の尋常小学校時代に建てられたという学校のレンガ塀がいまだに残っている場所が神戸市にあります。120年以上という時を越えて残るそのレンガ塀を見に行ってきました。
そこだけ空気感が変わるレンガ塀
尋常小学校時代のレンガ塀は神戸市男女共同参画センターの北側の通り沿いに残っています。少しわかりにくい場所でもあるので、このレンガ塀の存在を知ってないと通ることは少ない通りかもしれません。
このレンガ塀の案内板によれば、これは橘尋常小学校時代の面影を残すものとあります。年代は明治33年(1900年)とありますから、いまから120年以上も前の建造物です。
近くに行って見てみる門柱とレンガ塀の一部が残されています。120年以上も残ってきたレンガだけありその造りは頑丈そうです。門柱の間にある網扉は後からつけられたものですが、このレンガ塀の雰囲気にマッチしています。なにより実際にレンガ塀を目の前で見るとこの存在感の大きさに少し圧倒される思いです。
門柱と反対側に回ってみるとレンガ塀が途中から崩れた状態で残されていました。このレンガ塀を支えるために現在のレンガで補強されているのですが、このレンガを比較して見ると風化による時間経過が見てとれるのも興味深いです。
昔のレンガ塀をしばらく見ているとこの場の空気感ようなものが今とは違うように感じてきます。それはイメージの中で歴史を振り返っているのが原因でしょうが、時代を経てきた物にはその年月分伝えるなにかが籠っているようにも感じられました。
旧橘小学校レンガ塀 (神戸市男女共同参画センター 北側沿い通り)
神戸市中央区橘通3丁目4番3号
JR神戸駅 徒歩7分
神戸市営地下鉄「大倉山駅」 徒歩3分