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【八潮市】農産物直売所を通じて、八潮市民の食卓に美味しい「トマト」を届ける農家を訪ねました。

yuko.N地域情報発信ライター(八潮市)
鈴木農園のトマトです。

AM5:30、鈴木農園のトマトを栽培しているハウスを訪ねました。このトマトのハウス、どこにあると思いますか?産業道路から徒歩で2分ほどの、車の音が聞こえてきそうな場所です。

ハウスの入り口に向かう途中、ネット越しに赤く実ったトマトが見えています。

ハウスの中には、もう収穫をされている鈴木さんの姿がありました。収穫作業が進んでいる列は緑が目立ちます。通路に点々と置かれている緑色のカタマリは、つる下ろしをした時の名残りだそうです。地面に下ろした茎に葉が残っていると、病気のもとになる可能性が高くなるということで、きれいに葉が落とされていました。

こちらの列はまだ収穫前!たくさんの赤くて美味しそうなトマトが実を付けています。まだ薄緑色のトマトも、ずいぶん大きくなっているのが分かります。知識はあっても見る機会は貴重です。緑と赤の見事な景色に目を奪われました。

このハウスのトマトは半年もの間、実をつけ続けるそうです。足元に茎が流れるように横たわっている様子が見えると思います。私は、今回はじめて見て驚いたのですが、つる下ろし栽培と言って、実をつけ終えた茎は横に移動して流し、全体を一段ずつ下ろしてゆくのだそうです。白いテープと誘引クリップが見えますが、畝の上部に工夫があって、収穫が進むにつれて茎の支えも一緒に、横に移動しながら全体を下げて行くといいます。

上を見ると新芽が伸び、黄色い花が咲いています。茎も葉もとても元気でイキイキとしていました。春先から真夏まで半年もの期間、収穫を維持するためには、様々な工夫とご苦労があるのだと思います。

温風暖房機が2台おかれていました。装置から直接温風を送るエアコンダクトが、ハウス内全体につなげられていました。苗を守り成長させるためには、冬の夜でも10度以上を保つような温度管理が必要だといいます。昼間は真冬でも、晴れるとハウス内は28度以上になり、手動でスクリーンを開けての換気が必要になるとのことです。

写真ではお伝え出来ないのが残念ですが、ハウスの中はトマトの香りがあふれています。特有の爽やかなみどりの香り。朝の、トマトのハウスでの深呼吸!地元八潮で、こんなにも爽やかな気分になれるなんて素敵です!

写真を撮っていた私に、取りたての真っ赤なトマトを手渡して下さいました。久しぶりのトマトの丸かじり!たっぷりジューシーで、あま酸っぱさに豊かな香り!畑で頂くトマトは最高でした!!

ハウスの天井近くに縦に通っているのは、巻き上げられたスクリーンです。寒い時は保温に、夏の強い日差しには日よけとして大活躍なんだそうです。温風暖房機は、温度センサーが働いて自動的にオン・オフしてくれるけれど、スクリーンはすべて人が管理し、手動での開閉です。

丹精込めて育てたトマトが収穫され、コンテナに並べられています。1段ごとに新聞紙を置き、とても大切に扱われていました。茎を傷めないように注意を払って収穫し、熟したトマトが痛まないように並べられます。昨年の収穫終了後の土壌の回復作業から、植え付け、日々の温度管理、つる下ろし作業、ほんの少し垣間見ただけでも、大変な作業だと思いますが、赤く実ったトマトの収穫作業は、素晴らしい時間だと思いました。

収穫したトマトは選別され、出荷準備がおこなわれます。

鈴木農園のトマトは主に、八潮直売所「ハッピーこまちゃん」に並べられます。この場所で、誰もが鈴木農園のトマトを購入することができます。皆さんの食卓にも豊かな味と香りの美味しいトマト。いかがですか!!

鈴木農園さんのトマトはこの直売所に運ばれて、棚に並びます。八潮市ふれあい農産物直売所は、「ハッピーこまちゃん」というネーミングで親しまれています。

ハッピーこまちゃん(八潮市ふれあい農産物直売所)

住所:埼玉県八潮市鶴ヶ曽根1428-1
ホームページインスタグラム
電話番号:048-996-0003
営業時間:9:30~16:00
定休日:毎週水曜日・日曜日
(年末年始及びお盆期間につきましては営業日、営業時間が変更になることがあります。別途ホームぺ-ジでお知らせします。)

地域情報発信ライター(八潮市)

八潮に住み始めて2年が過ぎました。この町にも少しずつ繋がりが出来て、少しはこの町に受け入れていただけたのかな~。もっともっと好きになりたいから、これからもゆっくりと歩いていきます。

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