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【葛飾区】渡し舟でプチ旅行気分!「矢切の渡し」で江戸川を渡ってみました

ASA24ライター/英和・和英翻訳者(東京都葛飾区)

江戸川の渡し舟として今も活躍する「矢切の渡し」。演歌の題材としても有名です。
柴又と、対岸の松戸市下矢切を結ぶこの船で、乗船時間10分弱のささやかな船旅を楽しんできました。

柴又駅から徒歩で約15分、江戸川河川敷の柴又公園沿いに、「矢切の渡し」の船着場があります。岸辺の白い旗が目印です。

柴又公園沿いにある「矢切の渡し」の柴又側船着場
柴又公園沿いにある「矢切の渡し」の柴又側船着場

風に翻る「矢切の渡し」の白い旗
風に翻る「矢切の渡し」の白い旗

木の手すりの桟橋から船に乗ります
木の手すりの桟橋から船に乗ります

江戸川の豊かな水に向かって、風情のある木の手すりの桟橋が伸びています。こちらの船着場に並んで、対岸から船がやってくるのを待ちます。

船が到着したら、船頭さんに直接運賃を渡します。大人片道200円、子ども片道100円です。復路の分も小銭を用意しておきましょう。

乗客の定員は30名まで。足元に気を付けながら乗船し、各自で好きな場所へ座っていきます。

救命クッションも付いている船内
救命クッションも付いている船内

乗客が全員着席したら、いよいよ出発です!

水面を間近に眺めながら、船頭さんの手漕ぎでゆったり進む船は、とても静かで和みます。
ときどき水中から魚が跳ねたり、川鵜が飛び立ったり、自然をたいへん身近に感じることができます。

水面が近い!身を乗り出してはいけません。
水面が近い!身を乗り出してはいけません。

静かに進む船の舳先。空と川の広さを満喫できます。
静かに進む船の舳先。空と川の広さを満喫できます。

江戸時代初期から続くこの渡し船に乗って「昔の交通の速度はこんな感じだったのかな…」と思いを馳せるのも一興です。
江戸時代の矢切の渡しは、地元民専用の移動手段として運営されていたそうです。

10分足らずで、船は松戸側の船着場に到着します。

矢切の渡し、松戸側の船着場
矢切の渡し、松戸側の船着場

到着した松戸側の船着場には「矢切の渡し 細川たかし 識(しるす)」と刻まれた大きな石碑がありました。頭の中をあの歌がぐるぐる回ります。

細川たかし「矢切の渡し」のメロディを思い起こさせる石碑
細川たかし「矢切の渡し」のメロディを思い起こさせる石碑

松戸側の河川敷で記念写真を数枚撮ってから、再び船頭さんに片道200円を払い、柴又側へ帰りました。

柴又側の船着場に「ただいま」
柴又側の船着場に「ただいま」

短いながらも江戸時代の気分が味わえる、のどかな船旅でした。
さわやかな秋晴れの日にぴったりのお出かけです。

「矢切の渡し」は11月末までは毎日運行中。雨天や強風などの悪天候時は休航になるので、ご注意くださいね。

【基本情報】
住所: 東京都葛飾区柴又7-18先(柴又側船着場)
TEL: 047-363-9357(矢切渡船)
営業日:
3月中旬~11月末日 毎日営業
12月~3月中旬 土日祝日、庚申の日のみ運航
営業時間: 10:00~16:00
料金:大人片道200円、子ども片道100円
アクセス: 京成金町線 柴又駅から徒歩約15分
その他: 荒天の場合等、臨時で休航になる場合があります
観光案内: https://www.city.katsushika.lg.jp/faq/1007672/1009515.html

ライター/英和・和英翻訳者(東京都葛飾区)

出版社に11年勤務後、2009年にシンガポールに転居。東南アジアの文化と料理にハマる。2013年に帰国した後は日本文化に改めて関心を深め、今は東京の下町情緒が大好き。葛飾区の素敵なところをどんどん広めたいです。

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