「繊細さんのため」の自律神経失調症を防ぐ工夫とは!?
こんにちは、精神科医しょうです。
私は普段、精神科での外来を行い、7万人以上インスタやvoicyのフォロワーさんに対しHSP気質に関する発信、書籍の出版を行っています。インスタにも遊びにきてね(外部リンク)
繊細さんは物事を感じ取る力が強く、喜怒哀楽が豊かな人が多いと言われています。
想像力や感受性が豊かで、危機管理能力が高く、人の立場に立った行いができるという優れた面がある反面、感じたこと全てに対処しようとしてしまうと、ストレスを抱え込み心身に負荷がかかってしまうという面もあります。
また、繊細さんは人から嫌われたくないという思いから、自分がイヤだと思うことでも引き受け、無理にこなそうとしたり、我慢したりしてしまいます。
イヤなことを抱え込むと、精神的に穏やかでいることが難しくなります。
そして抱え込んだ心のストレスは、自律神経のバランスを乱れさせる要因になり、バランスが乱れた状態が継続すると自律神経失調症になる恐れもあります。
繊細さんはどちらかというと、自律神経が乱れやすい気質を持っていると自覚しておいた方が良いでしょう。
では、繊細さんが自律神経失調症にならないために、日常生活で気を付けておいた方が良いこととは、何なのでしょうか?
今回は、繊細さんと自律神経失調症の関係性について考えてみましょう。
自律神経が乱れると…
自律神経が乱れると、健康維持に必要な機能がコントロールを失いさまざまな不調が表れます。
「特に何かをしたわけではないのに体の不調を感じてつらい…」「不調について思い当たることがない…」というのは、本当につらいことだと思います。
このような場合、不調に対しての対処法が分からず落ち込み、さらに症状が悪化するといった悪循環におちいりがちです。
また、自律神経が乱れることで、免疫力も下がるため風邪を引きやすくなったり、天気の影響で頭痛が頻繁に起こったりなど、今までは感じていなかった症状が表れるかもしれません。
自律神経失調症になると危険なワケは?
では、自律神経が乱れると体にはどのような影響をもたらすのでしょうか?
危険なワケを考えてみたいと思います。
・うつ病につながる恐れがある!?
精神的な落ち込みが継続すると、うつ病を患う可能性が高まります。
先述した「特に何かをしたわけではないのに体の不調を感じてつらい…」「不調について思い当たることがない…」という状況は自分の体であるのに改善方法が分からず、途方に暮れてしまい、精神的に追い込まれてしまう人も少なくありません。
繊細さんだからできる!自律神経失調症を防ぐための工夫とは?
周囲のことを察知する能力が高い繊細さんは、自身の体の不調についても感じ取る力が強いハズです。
無理をするとすぐに何らかの症状として表れやすい傾向があるため、しっかりと睡眠を取ることや体に負担がかかることをしないなどの工夫を、普段からしている人も多いのではないでしょうか。
繊細さんだからこそできる!健康維持の方法がきっとあるハズです。
いくつかあげてみたいと思います。
・疲労を感じやすい
繊細さんが持つ気質の一つに「疲れやすい」があります。
繊細さんは日常の中で多くのことに神経を使っているので、常に脳がフル回転しており、疲労を感じやすいと言われています。
「疲労を感じやすい」ことは、一見デメリットのように思えますが、体からのサインにいち早く気が付きやすいという面でメリットとなります。
・睡眠時間が長い
繊細さんはロングスリーパーが多いと言われています。
人よりも寝る時間が長いので、損をした気持ちになるという方も多いのではないでしょうか。
しかし、自分に合った睡眠時間を確保することは、免疫機能を高めると同時に体内のリズムをコントロールし、自律神経のバランスを整えます。
・不安な気持ちが病を察知する
少しでも体の不調を感じたら、不安でたまらなくなり、すぐに医療機関を受診するという方もいるのではないかと思います。
繊細さんに備わった危機管理能力のおかげで、大きな病につながらず軽い症状で済んだという経験もあるのでは?
つまり、繊細さんは健康を維持する能力にも長けていると言えるでしょう。
まとめ
今回は繊細さんに備わった能力で、自律神経失調症を予防できる方法と自律神経失調症が招くかもしれない大きな病について解説しました。
普段から健康に関する知識と意識を持つことで、病に負けない体づくりを目指しましょう!
私のブログのテーマは、「他人軸でなく自分軸で気楽に生きる」です。
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