忍者と自衛隊に共通点?忍者が考案した「水渇丸」が災害時にも役立ちそうなので実際に作ってみた
8月も終盤となり、9月が近づいてきました。
9月1日といえば、関東大震災が起こった日です。
今回は、そんな災害時にも役立つかもしれない忍者が代々受け継いだ秘伝の「水渇丸(すいかつがん)」を実際に作ってみました。
ぜひ災害時の非常食として、ご活用ください。
秘伝!忍者の隠し玉
現代の日本では、安心安全に水分補給ができる水道が全国に普及しています。
最近では、より綺麗な水を生成できる浄水器やウォーターサーバーも人気です。
しかし、忍者が活躍していた時代には、水道設備というインフレは存在していません。
井戸や川から水を汲んでくるのが当たり前の時代だったのです。
そこで、困ったときの水分補給方法として忍者が編み出したのが「水渇丸」でした。
「水渇丸」とは
水渇丸の原料は、主に梅干と砂糖です。
地域によって、ショウガや茶の葉を粉末状にしたものを加えたといいます。
強い酸味と塩分で唾液を分泌させて、水分を補給するという仕組み。
かなり強引な水分補給方法ですが、現代の自衛隊でも「喉が渇いた時は犬歯(けんし)を嚙みしめて出た唾液を飲め」と教えられるそうで、忍者との共通点が窺えます。
「水渇丸」を実際に作ってみた
ここでは、忍者が代々受け継いだ水渇丸を簡単に作れるレシピを紹介します。
水渇丸の作り方
・材料
梅干(しそ漬け)…2個
砂糖…5g
・手順
1.砂糖に梅干をまぶします
少し食べただけでも甘酸っぱくて、気付かない間に唾液があふれてきました。
材料はシンプルですし、作るのも簡単ですので、災害に備えて覚えておくのもオススメです。
また、登山の際にも持っていくとよいかもしれません。