大糸線から乗り継いだトキ鉄の「糸魚川―直江津間」 乗車券は前後を含め新潟までの通し発券可能だった!
筆者は、先日、新宿駅から1日1本だけ運行される南小谷行の特急あずさ5号に乗車し、全区間を乗り通し(3月改正で消滅!1日1本だけ運行「南小谷行」特急あずさ号 新宿駅から4時間かけ全区間を乗り通してみた)、南小谷駅からはそのまま大糸線に乗り通して糸魚川駅まで抜けた(大糸線の末端区間「南小谷―糸魚川間」にインバウンド客が殺到!? JR券で乗れる大糸線増便バスも運行中)が、乗車券についてはこのとき「成田空港→新潟」のものを使用した。
糸魚川駅から先の直江津までの区間については、2015年3月の北陸新幹線長野―金沢間の開業に伴って、並行在来線としてJR西日本から経営分離され、新潟県を主体とする第三セクター鉄道会社の「えちごトキめき鉄道」に移管された。こうしたことから、JR線とえちごトキめき鉄道線とを乗り継ぐ場合の乗車券の発券には一部制限がかけられることになったが、えちごトキめき鉄道線の「糸魚川ー直江津」「上越妙高ー直江津」間の前後でJR線に乗る場合は、通過連絡運輸の設定を適応でき、「えちごトキめき鉄道線」の運賃と前後のJR線の通算運賃を合算した金額で1枚の乗車券として発券できる。
筆者はこの通過連絡運輸の設定を利用して、「成田空港→新潟」の乗車券を大糸線と「えちごトキめき鉄道」線経由で購入することにした。乗車券は、成田空港駅のみどりの窓口で発券してもらったが、その時の話である。筆者が乗車券購入のために、成田空港駅のみどりの窓口に行ったとき窓口に並んでいた4名ほどの乗客はすべて外国人で、ここでも訪日外国人旅行者の多さを実感した。なお、購入した乗車券は、大糸線と「えちごトキめき鉄道」線経由で10,030円となり有効期間は4日間。経路を戻らずに途中下車しながら乗る場合は、この冬シーズンにリニューアルされた青春18きっぷ3日間用10,000円よりもコスパがよさそうだ。青春18きっぷでは第三セクター鉄道は乗車できないことから糸魚川―直江津間を乗り通す場合には、別途900円の運賃が必要になるためだ。
もう一方の「えちごトキめき鉄道」線の「上越妙高ー直江津」通過連絡運輸については、北陸新幹線で上越妙高駅までやってきて、そこから新潟行の特急しらゆき号に乗り継ぐ場合などに利用できる。
(了)