【京都市】下京区 女性に人気の『大行寺』で快慶作の「阿弥陀如来像」を愛でる♪
『佛光寺』の山内寺院である『大行寺』さん。浄土真宗佛光寺派で、本尊は阿弥陀如来です。親鸞聖人ゆかりの『佛光寺』さんの北側にあります。
玄関にある美しい蓮の花につられて、足を止めてみると1821年に権少僧都信暁学頭が、『佛光寺』高倉西奥之町の『月見御殿跡』に創建とあります。「月見御前」といえば、豊臣秀吉が月を鑑賞した御殿ですね。
通常、拝観するには写経の会または法話会に参加する必要があるそうですが、春期京都非公開文化財特別公開時(5月15日までで終了)には特別拝観できました(拝観料1000円)。
高さ約82cmの三尺阿弥陀のご本尊は、「法眼快慶」の墨書により、あの天才と言われた『快慶』の晩年の作品(1208~1210年)と判明。
また、1856年に信暁による「仏足跡」(石)の断片が残っていたのですが、兵火によって粉砕されてしまいます。境内のお庭に残っているのは原図を元に復元されたものだそう。
ご住職さんは、テレビなどのメディアにもよく出演されていて、相談などに乗ってらっしゃる英月さん。35回に及ぶお見合いの末、アメリカに住んだりなど彼女の波乱万丈の人生が多くの女性の共感を呼んでいます。
国の重要文化財に指定されている快慶作の阿弥陀像に手を合わせながら、ゆっくり時間を過ごすのもいいですね。(事前予約要)
大行寺
住所:〒600-8083 京都市下京区佛光寺通り高倉東入る西前町380
TEL:075-341-7010