2023年10月6日（金）名古屋市西区庄内通に「えほんカフェ　たんぽぽ」がオープンしました！
実はこちら、2022年5月より西区又穂町の住宅街でリサイクル絵本を販売していた「えほんやさん　タンポポ」が、カフェとしての機能も備え、パワーアップしての移転オープンです。
場所は市営地下鉄鶴舞線の庄内通駅から北へ300メートルほど。国道63号と庄内用水が交差するあたりです。
さっそくオープン初日にお邪魔してきましたので、ご紹介します。

真新しいスタイリッシュなビルの一階、美容室の奥にあります。
大通りに面しているため、奥側の店舗であることはお子さん連れの方にとってはむしろ安心感がありますね。
駐車場部分を奥へ進むと、今の時期はハロウィンのバルーンがお出迎えしてくれます。

店内の様子

店内の床はもともとコンクリート打ちっぱなしですが、フロアマットが敷き詰められています。土足でOK、ベビーカーでもそのまま入れます。
小さなお子さん連れでも気軽に利用できそうです。

さすがオーナーは元保育士さんだけあって、気配りが行き届いていますね。

初日の店内は、小さなかわいいお客さんでいっぱいでした！前店舗からよく通っていた親子さんたちがオープンのお祝いに駆けつけていました。
地域の子どもたちに愛されていることがよく分かります。

• 絵本コーナー

店内は6坪ほどのコンパクトなスペースながら、壁際には絵本や図鑑がぎっしりと並びます。
1冊100円からとリーズナブルな価格のリサイクル絵本が揃っています。
年齢や好みに合わせた絵本をおすすめしてくださると思いますので気軽に尋ねてみてください。
新品の絵本も販売していますよ。

• ドリンクコーナー&駄菓子コーナー

ドリンクはセミセルフ形式で大人250円、子ども150円で紙コップ一つお渡しです。
時間制限はありませんが、決して広い店舗ではありませんので譲り合って利用したいですね。
日によってジュースの種類は変わるようです。

駄菓子コーナーもあり、購入した後、店内飲食も可能です。
店舗の運営が落ち着いてきたら、たませんやスナックロールなどもメニューに取り入れたいとおっしゃっていました。楽しみですね！

• 子どもたちの創造力を引き出すワークショップ

オーナーは元ベテラン保育士さんですので、子どもたちの創造力を引き出す長年の経験をお持ちです。
その専門性を生かしたワークショップは以前から大好評でした。
カレンダー作りや、季節の工作など300円~500円ほどで楽しめるものが多く、人気の企画です。

なぜ絵本屋さんから絵本カフェに？

前店舗でも地域にすっかり溶け込んでいましたが、なぜ移転、リニューアルオープンをされることになったのでしょうか。

「前の店舗でも駄菓子の販売を行っていましたが、飲食禁止の物件だったため、駄菓子を買っていただいても、店内で食べてもらうことができませんでした。子どもたちに我慢してもらうのが心苦しくて。」（オーナー久保田さん）
子どもたちの喜ぶ姿を間近で見たいとの思いもあり、飲食可能な物件を探したとのこと。
また、リーズナブルな絵本の販売を安定して継続していくために、新規事業として軽飲食の提供を決めたそうです。

「新しい出会いを楽しみにしています！ぜひ遊びに来てください」（オーナー久保田さん）

新店舗でのあらたな取り組み

今後は、絵本引き取りサービスも予定しているそうです。
子どもが小さい頃に大好きだった絵本、もう読まなくなったけど、捨てるには忍びない…こういうことありますよね。
たんぽぽさんを通して、別の誰かのお気に入りとして引き継がれていくとしたら、お子さんも絵本自体もきっと喜んでくれるでしょう。
引き取った絵本に応じてカフェや商品に使える割引券をいただけるそうなので、win-winなサービスになりそうです。

また、「絵本に出てきそうなモノやコト」をコンセプトに、委託販売やワークショップなどをしてみたいという方へ場の提供も考えているそうです。
たんぽぽさんらしい、温かい、夢のある取り組みですね。

小さなお子さんがいる方や、絵本好きな方、足を運んでみてはいかがでしょうか。