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【名古屋市西区】店主はキャリア17年の元保育士ママ!手作り感あふれる絵本屋さんは笑顔が生まれる場所

まなびと地域情報発信クリエイター(名古屋市)

名古屋市営地下鉄、庄内通駅から徒歩10分。
住宅街の中で気になるお店を見つけたので行ってきました。
ワンちゃんがタンポポを手にしたかわいらしい看板が目を引きます。

中へ入ると、絵本や図鑑がずらり。
店主の久保田さんは保育の現場を17年経験した後、2022年5月に『えほんやさん タンポポ』をオープンしました。
リサイクル絵本を中心に、駄菓子や、ハンドメイド雑貨を販売しています。

リサイクル絵本は100円からのおてごろ価格。
リサイクル絵本は100円からのおてごろ価格。

オープンのきっかけは母親としての悩み

長年、保育の仕事にやりがいを感じていた久保田さんですが、3児の母としては仕事と家庭の両立に悩むことも多かったそうです。
時はコロナ流行の真っただ中。
突然、一番下のお子さんにこう言われました。

「ママの怒った顔、描くね」

とてもショックだったそうです。

「子どもって、自分の描いた絵をおうちに飾るとすごく喜ぶんですよ。家族の一員であることを実感できるから。それなのに…。」

子どもの目に映る自分は笑顔でありたい。
そのために好きなことを仕事にしよう。
今しかないこの時期を、わが子と向き合おう。
そうして、セカンドキャリアとして選んだのが絵本屋さんでした。

図鑑も豊富!宝探し感覚で探せます。
図鑑も豊富!宝探し感覚で探せます。

温かみのある手作りが好き

手書きのPOPや、お手製の棚、紙工作の飾りつけなど、店内のそこかしこにぬくもりを感じます。
実は、床を張ったり、壁のモルタルを塗ったりの作業もDIYで行ったのだとか。
販売中のハンドメイド雑貨も、委託されたものではなく、ご自身の作品です。

子どもたちの体験を後押し

駄菓子コーナーの値段設定は、赤字覚悟の10円単位。
「仕入れも高騰しているので、少し値上げしたいところですが、端数が出るのはちょっと…。私、算数苦手なんですよ」
そう言って、久保田さんは笑いました。
しかし、本当は、自分で計算するお買い物体験をしてほしいから。
元保育士さんならではの視点ですね。

子どもたちの目線に合わせて低めに陳列されています
子どもたちの目線に合わせて低めに陳列されています

親子の笑顔が見たい

保育士以外にも、幼稚園教諭、チャイルドマインダー、知育インストラクターなど、多数の資格を持つ久保田さん。
さらにリトミック講師も取得されたばかりです。
専門的な知識に裏打ちされたワークショップも開催しており、毎回20名をこえるほど大人気。
オリジナルカレンダー作りや、季節の工作は子どもたち大好きですよね。
自宅でやらせてあげたくても、準備が大変!というママたちの声に応えました。
ワークショップをあえて完全予約制にしていないのは、予測しにくい子どもの体調や、お昼寝時間に配慮してのこと。(準備が必要なものは先着の場合もあります)
リピーターさんもどんどん増加中です。

ご近所さんが集まる場所

もっと親子時間を楽しんでほしいとの思いで始めた絵本屋さんですが、最近は口コミが広まって、ご近所ママたちの交流の場にもなりつつあります。
絵本をみて「懐かしーい!」と子どもたち以上に喜ぶママさんも多いそうです。
「古き良き時代の居場所というか。何も買わなくても、ふらっと立ち寄ってもらえたら嬉しい」
穏やかに語る笑顔がまぶしかったです!

地元の絵本作家さんとのつながり
地元の絵本作家さんとのつながり

最後に

子どもたちや、子育て世代の支えになりたいという久保田さんの情熱は、保育士であった頃から少しも変わっていないのだと思いました。
今は自分らしい働き方で、毎日が充実していると言います。

絵本屋さんではなく、えほんやさん。
笑顔がたくさん生まれる場所でした。

初めてお邪魔したとは思えないほど、居心地の良さを感じたのは、人に寄り添う久保田さんのお人柄なのでしょう。
今後は、1人1人に合った絵本のセレクトや、読み聞かせを学びたいママのための講座など、より細やかなサービスを検討中だそうです。

そんなタンポポさんは、2023年5月に1周年を迎えます。
イベントなども企画されているそうなので、気になった方ぜひチェックしてみてくださいね。

【追記】 2023年10月6日 庄内通駅近くへ移転しました。
→新店舗情報 えほんカフェ たんぽぽ

【店舗情報】
店名 : えほんやさん タンポポ
住所 : 名古屋市西区又穂町1-47
電話番号 : 090-6640-2609
営業時間 : 10時~16時
定休日 : 日曜日 
公式インスタグラム
※臨時休業や時間変更の場合がありますので、最新情報は当該店舗へご確認ください。

地域情報発信クリエイター(名古屋市)

名古屋市在住。地元がずっと元気であってほしいから、頑張るお店や人を応援しています。日常生活の中で感じられる等身大の町の魅力を発信したいと思っています。

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