Amazonでクレジットカードを登録するのは危険か?
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Amazonアカウントにクレジットカード情報を登録することの危険性について解説します。
目次
- 結論:真でもあり偽でもある
- (当然)Amazonの情報は最新技術で守られている
- ネットサービスに100%の安全はない点に注意
- Amazonならではのリスク
- 自衛のため出来ることはしましょう
結論:真でもあり偽でもある
一般ユーザーに取ってAmazonは世界最大のネット通販サービスを提供してくれる会社である、というのは皆さんの意見が一致するところだと思います。ほとんどの方にとってとても頼りになる便利なサービスでしょう。
かく言う著者も田舎暮らしをするようになって以降、趣味のジャンルはAmazonなしでは成立が難しい部分も多くなりました。
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他のECサイトと同じようにAmazonでもクジットカードなどの支払い方法の情報をユーザーアカウントに設定することで、買い物の手順をとても楽に進めるられるようになっています。特にAmazonでは「ワンクリック」での購入方法が提供されていることも大きいかもしれませんね。
ですが、そんなAmazonにクレジットカード情報を登録することに不安を感じるユーザーもそれなりにいるようです。この感覚を持つ方が他の通販サイトに比べAmazonでは多いようなのですが、その理由の方はもう一つハッキリしません。
原因の一つとして考えられそうなのは、Amazon公式を名乗るフィッシング目的などの迷惑メールの多さが上げられるかもしれませんが、これも確実ではなさそうです。結構な割合の方は明確な根拠がないけれども「なんとなく気持ち悪い」って感じなのではないでしょうか。
と言うことでまず最初に結論から書いてしまいましょう。各種ネットサービスにクレジットカード情報などを含む個人情報を登録することに関して、
「Amazonだけが特に危険といったことはありません」
もちろん過信は禁物でユーザー側で出来るセキュリティ対策は取っておくべきですが、「Amazonだけを必要以上に危険視する意味はありません」。むしろ、Amazonへの情報登録が怖いと思うならば、他のネットサービスも同じように注意するべきです。
今のネットサービスはかなり高い安全性を持ってはいますが、残念ながら100%確実ではありません。そしてAmazonだけにリスクがあるわけではありませんので、用心するならばすべてのネットサービスで等しく同じように用心しないといけません。
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(当然)Amazonの情報は最新技術で守られている
当然と言えば当然のお話なのですが、Amazonでは最新のIT技術を使って各種情報等々を守る備えを行っています。様々な観点の安全対策においてAmazonが他のサービスに劣る部分はないと考えて良いでしょう。
普通の個人にとってはAmazonはただの通販業者かもしれませんが、それだけではGAFAの一角に数えられることはないでしょう。
Amazonは先端技術も扱う巨大IT企業でもあるのです。こういった技術面の裏付けがあるからこそのAmazonの便利な各種サービスでもあります。
ネットサービスに100%の安全はない点に注意
ただ、どれだけ徹底した備えを行っても、残念ながらネットのサービスは100%の安全性が保証できません。サービスを運営する側の技術も日々進歩しますが、それと同じように攻撃を行う側の技術も進んでしまうからです。
この辺りは、まさにいたちごっこそのものの泥沼のような状況を呈してしまっています。
これはネットサービスすべてに言えることで、上でも触れたようにAmazonだけ特に危険という訳ではありません。それなりに名前が売れているサービスは等しく同じリスクがあると思ってください。
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例えばスマートフォンのキャッシュレス決済サービスなどにもリスクはあります。
支払時のスマホ操作だけを見ていると一見インターネットは関係なさそうに思えるかもしれません。ですが、ネットに接続出来ないとキャッシュレス決済サービスがきちんと使えないことを考えれば、ああいったシステムもネットがあって初めて成立するものであることが分るのではないでしょうか。
リアル側も含め多くのサービスがインターネットという「インフラ」に支えられている今では、Amazonへのクレカ情報登録「だけ」を怖がってもあまり意味がないのです。
Amazonならではのリスク
ただ、Amazonがとても多くの人にたくさんのサービスを提供する巨大企業・サービスであることが理由で、小規模なネットサービスとはちょっと違うリスクに晒されていることも事実ではあります。
その一つがAmazonのアカウント乗っ取りなどを狙うフィッシング系の迷惑メールが非常に多いことですね。一般ユーザーをターゲットにしたあの手の迷惑メールはぶっちゃけてしまえば「下手な鉄砲も数打ちゃ当たる」式の、極めて稚拙なものがほとんどです。
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迷惑メールの送信先もAmazonにアカウントがあるかどうか、IDに使っているメールアドレスかどうかなんて一切関係なく、とにかく誰にでもメールをばらまいてその百万分の一でも引っかかれば大もうけ、的なやり方を取っています。
なので、Amazonのような大量のユーザーを抱えるサービスでなければこの手の攻撃の効果はかなり薄くなります。Amazonを騙る迷惑メールが目につきやすいのはこういったことが理由です。
ただまあ、上に書いたとおりほとんどの一般ユーザー向け迷惑メールはとても稚拙です。ちょっと確認してみるだけでニセモノであることがすぐに分ります。
また、Amazonを騙る迷惑メールが届いたからといってそのメールアドレスがAmazonから流出したとか、Amazon自体が悪さしているとかいったこともありません。こちらの意味でもAmazonのサービスを怖がる理由はないと考えて大丈夫です。
ちなみにこの手の迷惑メールへの一番簡単な対応策は、「メールの中に記載されたリンクはクリックしない」ことです。「不審な購入が行われた」、「Amazonプライムの利用料が処理できなかった」なんてメールが飛んできたら、メールを経由することなく直接 amazon.co.jp にアクセスして購入履歴などを確認すればいいのです。
スマホでAmazonのショッピングアプリを使っているユーザーは、アプリ経由で購入履歴等々を確認するのでも構いません。
自衛のため出来ることはしましょう
Amazonに限らず、個人情報を登録できるネットサービスで二段階認証などを設定可能な所は、必ずその仕組みを利用するようにしましょう。セキュリティのレベルをワンランク引き上げることが出来ます。
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そういうのは面倒、と思われるユーザーはクレジットカード情報などの重要なものは、サイトには登録しないようにするなどしてリスク回避を行うことも考えてみましょう。Amazonならばコンビニ払いを使えば一応の回避は出来ますから。
今はAmazonも「パスキー」という新しい多要素認証の仕組みにも対応するようになりましたので、こちらを設定してしまえば例えばスマホの生体認証を使って簡単に認証を行えるようになります。
セキュリティのレベルも引き上げられますので、導入を検討するのもおすすめです。
今後のネットサービスは多要素認証が基本になっていくと思いますので、今のうちからそれぞれの常識自体を書き換えておく方が良いでしょう。