日本初の車いすフェンシング・ワールドカップ、京都で開催!
車いすフェンシングの日本で初めてになるワールドカップが、12月13日より京都市で始まった。大会は2020東京パラリンピック出場資格取得に向けた大会で、30カ国から200名のトップ選手が出場している。主催はパラリンピックの車いすや義足のスポーツの国際組織、IWAS (International Wheelchair and Amputee Sports Federation)と、NPO法人日本車いすフェンシング協会。
大会2日目の14日、女子フルーレ・カテゴリーBの決勝戦は、リオパラリンピック金メダリストのベアトリーチェ・ヴィオ(通称べべ(以通称)/イタリア)とロシアのVASILEVA Ludmiaの戦いとなり、接戦のすえ、べべは破れ2位に終わった。
「自分の力を出したけど、ロシアの選手は私をよく研究していて、私も研究していたけど、彼女の方が今回は多く研究していたため、強かったと思います。2020に向けてもっと成長した自分を皆さんに見せることができるでしょう」と、話していた。
べべは昨年、国際パラリンピック委員会と日本のBS放送局WOWOWが共同製作するドキュメンタリーシリーズ「WHO I AM」のヒロインとなったことで、日本でも知る人も多く、人気の高い選手となっている。作品はエミー賞にもノミネートされた。
京都出身の櫻井杏理は3位
地元・京都出身の櫻井杏理(日阪製作所)は今年10月、ジャカルタで開催されたアジアパラ競技大会でエペ、フルーレ、サーブルのカテゴリーBで3つの銅メダルを獲得した。今大会、べべとのフルーレの決勝トーナメントに進んで3位、再び銅メダルとなった。べべとの対戦は、15ー11で破れはしたもののチャンピオン・べべから多くの得点を奪うことができた。2020へ向け「まだまだ大きな存在ですが、べべを超えなくては」と話していた。
大会は4日間の日程で16日まで開催されている。