沖縄イノベーションカンファレンスOIC開催 2024/02/29 随時ライブ更新中
2024/02/29 沖縄県那覇市のO2 OKINAWA OFFICEにて、『沖縄イノベーションカンファレンスOIC』が開催されている。
開催会場から速報形式でお届けする。
沖縄イノベーションカンファレンスOIC
■オープニングスピーチ
国土交通省 副大臣 國場 幸之助 氏
経済産業省 副大臣 岩田 和親 氏
■セッション1/地方スタートアップ支援政策の在り方
現在、243社のスタートアップが『J−Startupプログラム』に参画している。
J-Startup とは…
~R6年度のスタートアップ支援政策メニューのご紹介~
経済産業省 大臣官房 スタートアップ創出推進室 総括企画調整官/南 知果 氏
【モデレータ】
内閣官房 デジタル行財政改革会議事務局 兼 デジタル田園都市国家構想事務局内閣参事官/小林 剛也 氏
【パネラー】
経済産業省 経済産業政策局 産業創造課 新規事業創造推進室 係長/臼井 一将 氏
札幌市 経済観光局 経済戦略推進部 スタートアップ推進課 係長/伊藤 諒 氏
仙台市 経済局 イノベーション推進部 スタートアップ推進課 拠点形成主任/稲舟 基久 氏
J-WEST CFO community 発起人/ひろしまユニコーン10 メンター/平岡 晃 氏
一般財団法人沖縄ITイノベーション戦略センター スタートアップセクション/兼村 光 氏
内閣官房 の小林剛也氏は、冒頭に、スタートアップの構成を、ピラニア、ゼブラ、一角獣、クジラに例えて多様性を定義した。
内陸型 と 広域型との違い。それぞれの土地の魅力と、それぞれの地域課題とスタートアップの関わりをフローの総体と称した。
パネルディスカッションでは、それぞれの地域のJスタートアップの取り組みを中心にディスカッションされる。
伊藤 諒 氏 札幌市
宇宙 、一次産業 環境エネルギー を、エコ贔屓の力学を紹介。
地域版Jスタートアップ導入し、地元産業とのイノベーションに推進。
稲舟 基久氏 仙台市
地域版 は2軍ではない 選定者のルールを明確に。 倒産、M&A などスタートアップは荒波にさらされているので選定がとても重要。
平岡 晃 氏 ひろしまユニコーン10
最初の2〜3年がとても重要 。起業家を増やす
起業家のサポーター 地域のエコシステム
臼井一将氏 経済産業省
グローバル事業 と 地域版 Jスタートアップ
兼村光氏 沖縄ITイノベーション戦略センター
地域産業の産業構造として沖縄は、3次産業 85%
人口集中度 中南部 83%
観光に代表されるサービス業が中心。
製造業は沖縄からの物流コストがあるので育ちにくい。
地域の課題解決 できる起業家を増やす。そして、失敗の確率を減らす事。
失敗はアート 成功はサイエンスという言葉を紹介。
■セッション2/地方SUを取り巻く金融環境の在り方~ベンチャーデッドやファンドの活用方法~
【モデレータ】
株式会社サムライインキュベート 代表取締役/榊原 健太郎 氏
【パネラー】
金融庁 監督局 総務課 課長補佐/高鍋 峻輔 氏
株式会社琉球銀行 法人事業部 上席調査役/小川 真司 氏
株式会社Link and Visible 代表取締役/豊里 健一郎 氏
日本政策投資銀行株式会社 東北支店業務第一課 調査役/上杉 高正 氏
株式会社サムライインキュベート 代表取締役/榊原 健太郎 氏
イスラエルも出資しているが、各学校ごとにVCがいる。
学校の卒業生や成功した起業家がVCとして支えている。
金融庁 監督局 総務課 課長補佐/高鍋 峻輔 氏
スタートアップの定義が10年以下が撤廃される動き。
10年以上でもデットであれば当然可能だが、デットファンドのスタイルも増えてきた。
エクイティとデットをひとつのファンドで組み合わせてローンも組める新しいエクイティファンドも増えてきている(榊原 健太郎 氏サムライインキュベート)
エクイティ出資の割合 LP出資との関係性も。
琉球銀行 小川 真司 氏
小川 真司 氏 琉球銀行
東京の場合シード期は 5,000万円くらいが多い。
バリュエーションが2億円 1000〜2000万円が多い。
OISTのスタートアップも増えてきた。
学生のスタートアップ、移住者スタートアップが増えてきた。
1号ファンドが儲かれば、次につながる。
豊里 健一郎 氏 Link and Visibl
沖縄でも 1.8億円のファンドができてきた。 カリーファンド
独立系のVCも増えている。
良いVCと良いファウンダーもいる。しかし、市場は良いとはいえない。沖縄の外で稼いで、沖縄に富をもたらす理想形。
地域からスタートアップを生み、地域のファンドを入れる。しかし、まだまだリスクマネーの供給が少ない。
日本マーケットに台湾から進出が必要であれば、沖縄を経由して日本進出は、ありかと思う。逆に台湾に進出するのに沖縄経由というアロケーションを促していきたい。
上杉 高正 氏 日本政策投資銀行
OISTのファンドに出資中
政府系のファンドとしてできること
技術と頭脳に出資している。投資の資金源は、DBJ
日本政策投資銀行(DBJ)https://www.dbj.jp/
特定投資業務 としてOIST出資
東北は震災復興、政府系銀行が資金の呼び水になればと考えている。
沖縄をもりあげるために必要な資金は、OIST関連などを伸ばしていく。沖縄の地域連携で差別化していきたい。
投資に関しての知見を沖縄に集める意味で、VCのノウハウも借りたい。
セッション3/新産業創出/企業誘致とその後の成長戦略の在り方~航空産業をモデルとして~。
【モデレータ】
琉球大学 地域連携推進機構 地域共創企画室 室長 准教授/小島 肇 氏
【パネラー】
那覇市 副市長/古謝 玄太 氏
内閣府 政策統括官(沖縄政策担当)付 産業振興担当参事官/中島 義人 氏
MRO Japan株式会社 代表取締役社長/高橋 隆司 氏
スカイリンクテクノロジーズ株式会社 代表取締役CEO/森本 高広 氏
小島 肇 氏 琉球大学
モデレータ まちづくりと地域振興のかかわり。
航空産業のクラスター、人材育成の実務者として興味を持っている。
企業誘致 国内最大の航空関連産業
那覇市 副市長/古謝 玄太 氏
みなさん、那覇市へようこそ!
那覇市は、航空関連産業には直接かかわってはいないが、那覇軍港が返還され、その活用法が試される。
内閣府 政策統括官(沖縄政策担当)付 産業振興担当参事官/中島 義人 氏
スタートアップの支援を今年度令和6年2024年からはじめた。沖縄の産業振興に予算をとってくる。沖縄特区の税制を申請してくるのが主な仕事。
日本からベトナムへの進出補助。日本から武器を輸出する事業など。
ベトナムでホンダとヤマハのバイクの進出。部品はベトナムで調達できなかった。ベトナムで部品サプライヤーを作る。
核となる企業がサプライヤを育てなければならない。
MROが進出して5年。サプライヤーも育てることができる。
MRO Japan株式会社 代表取締役社長/高橋 隆司 氏
全日本空輸(ANA)に1989年に入社、整備部門で働いてきた。2022年、MRO Japanへ出向し代表取締役に。
航空機整備 ドック整備 格納庫を持って一ヶ月バラバラにしてまた組み立てる。いわば、飛行機の車検をやっている。
『メンテナンス・リペア・オーバーホール』がMROの事業体の会社 那覇空港における公募にANAが応札し、入居者として、日本最大級の格納庫でドック整備。
整備の仕事をトランスコスモスにBPOとしてお願いしている。
ボーイング787の最初の発注はANAだった。ボーイングとANAが、開発段階から一緒に、作ってきた。整備するには10年近くかかる。
コロナ禍をうけて、乗客は回復したが、パイロットや整備士が足りない。
スカイリンクテクノロジーズ株式会社 代表取締役CEO/森本 高広 氏
元 川崎重工勤務。
そら飛ぶクルマ を作っている会社 垂直離着陸飛行ガ可能。航続距離1400km 時速1,000km パイロット1名 乗客4−5名
セミナーなどで航空人材育成もやっている。
沖縄で開発をやってみたい。開発は神戸でやっている。例えば MROさんと一緒にやってみたい。
■セッション4/SUを活用した既存産業の成長戦略~バイオ産業の拡大・発展~
【モデレータ】
CIC Institute Director/名倉 勝 氏
【パネラー】
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 (NEDO) イノベーション推進部 スタートアップグループ プロジェクトマネージャー/加藤 茉里 氏
経済産業省 商務情報政策局 商務・サービスグループ 生物化学産業課 課長補佐(総括) 後藤 靖博 氏
小野デジタルヘルス投資合同会社 シニアインベストメントデイレクター(小野薬品工業株式会社 Corporate Venture Capital)/藤田 真弥 氏
株式会社沖縄UKAMI養蚕 代表取締役/仲宗根 豊一 氏
株式会社AlgaleX 代表取締役/高田 大地 氏
EF Polymer株式会社 取締役COO/下地 邦拓 氏
株式会社小松精機工作所 専務取締役 研究開発部 部長/小松 隆史 氏
CIC Institute Director名倉 勝 氏
【パネラー】
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 (NEDO) イノベーション推進部 スタートアップグループ プロジェクトマネージャー/加藤 茉里 氏
人が足りない… NEDOとしては、スタートアップとしての起業を促す。
J-StartupのNEDO側で担当している。経営人材を育成し、発掘して、大学研究者とのマッチングをおこなっている。
他産業でも学校の卒業生などの連携を考えている。
ピボットしないまでも新たな視点はみていただきたい。
生物多様性に満ちている沖縄のメリット。研究者も多い。あとはやるだけしかない。
経済産業省 商務情報政策局 商務・サービスグループ 生物化学産業課 課長補佐(総括) 後藤 靖博 氏
他産業との連携について、連携されると、他産業ではなく同じ産業となる。
経産省では、長くやってうまくやっているのは、未踏事業はうまくいっている。
卒業生ネットワークのアルムナイの直流は注目している。
アメリカでの製薬会社で失敗したスタートアップは、別の道で投資をうけて再挑戦してうまくいくというケースがある。
小野デジタルヘルス投資合同会社 シニアインベストメントデイレクター(小野薬品工業株式会社 Corporate Venture Capital)/藤田 真弥 氏
人材不足で投資を断られる事例もある。実は、人材不足で断られるのは別の事情があると考えていただきたい。しかし、大事なことは、まずは、断られてからが始まりだのマインドセットが必要。前向きな情報発信が重要。
新しい分野は、コアバリューを基本として、考えていただきたい。バスケットボールのトラベリング3歩までというラインを守ってほしい。
バイオやヘルスケアの場合は、プロダクトが最も重要なポイント。沖縄はASEANも近い、すでに環境は整っている状態だ。
株式会社沖縄UKAMI養蚕 代表取締役/仲宗根 豊一 氏
亜熱帯のカイコを作った製品づくり。シニアの人材やメーカーさんの研究員と交流したりはしている。シニア活用は広がりがある。
いろんな分野で繋がること。化粧品やヘルスケア、バイオメディカルなど、展開している。宇宙での展開も考えられる。 カイコ産業はいろんな展開が考えられる。
沖縄でしかできない、亜熱帯独自のカイコで沖縄を元気にしたい。
株式会社AlgaleX 代表取締役/高田 大地 氏
あやしい粉を作っています。藻を使った食材。
ひとりのスペシャリストだけで成立しない産業。良い人材を獲得しないと、うまく使えない。人材獲得に関して、ピッチイベントやリファラル人材を獲得している。
幸いなことに、資金は集められた。『美味しい藻』を作るという命題。
ある分野で特化してきた。人の欲求につながるおいしいを極めたい。
泡盛のかすという、産地の強さ。バイオのつながりを活かしたい。
EF Polymer株式会社 取締役COO/下地 邦拓 氏
植物由来のポリマーを作って新たな産業への普及。リファラル採用でほとんどがOIST人材がそのままスライドしている。沖縄出身の県民の人が集まり、応援をいただいている。農水省までの物理的な距離の克服など。規制に対する向き合い方など。沖縄においてのエコシステム。
ポリマー研究者はいないけど、製造の人材はいる。しかし、東京から家族全員を沖縄に招くのは難しい。また、東京ベースで開発もむずかしい。沖縄の距離ギャップは感じている。
ポリマーは無印良品の 保冷剤で行動変容が変わる。生理用品のポリマーもある。スタートアップ視点で見ると、ポリマーの新たな視点が発見できる。
OIST発ベンチャーの、一沖縄県民として、見ると、成功したスタートアップが、巡回するだけでなく、沖縄全体で盛り上げていこうとする雰囲気が重要だ。
株式会社小松精機工作所 専務取締役 研究開発部 部長/小松 隆史 氏
技術展開マッピング
長野から見ると、沖縄は人がいっぱいいるのでうらやましい。ヘルスケア人材の確保が大変。営業先の会社から。
経営者には、人をまきこむパワーが重要。シニアには4つのマップ。
何が得意、何がしたい、何ができる、何ができないで絞り込み、専門性を絞る活用方法がある。
他産業との連携。ドクターとの間で、エンジニアが通訳ではいってくれている。ちがう産業と連携すると農業、ヘルスケアで医療に戻るなどの事例もある。
セッション4/SUを活用した既存産業の成長戦略~バイオ産業の拡大・発展~
クロージングスピーチ
内閣府 政策統括官(沖縄政策担当)付 産業振興担当参事官/中島 義人 氏