【兵庫】厳選素材で作る家系インスパイアのラーメン店が六甲道に誕生!
チェーン店の台頭もあり、全国的ブームを起こしている『横浜家系』。
【総本山 吉村家】を源流とする、ライス片手にいただける濃い味の豚骨醤油のラーメンです。
私自身も現地や流れを汲む各地のラーメン店を多数食べ歩いてきて、好きなご当地ラーメンの一つです。
そんな家系の新店が兵庫県に誕生したとラーメンフリークの友人から聞き、訪れたのが【なま醤油とんこつフルスイング】。
六甲道は【つけ麺 繁田】や【麺道 しゅはり】、【麺や 一芯】など実力ラーメン店が乱立し、兵庫県のラーメン激戦区としても知られるエリア。
そんな六甲道に、2024年6月14日にオープンされた期待のお店です。
ご主人は元々父親がラーメン店を数十年経営されており、お店があった場所を引き継いでリニューアルオープン。現在のラーメンは独学で作られたそうで、気になっていました。
お店は灘区深田町にあります。
JR六甲道駅からは徒歩で約1分ほどとアクセスが良く、近くにコインパーキングもいくつかあります。
◆なま醤油とんこつラーメン+VIPチャーシュー
モチモチとした食感の麺は、自家製で店内に置かれた製麺機で製麺されています。
北海道のブランド小麦粉である“きたほなみ”を使用し、逆切り刃でカットされた多加水の麺。
デフォルトで180gと、他店の大盛りにも匹敵する麺量でボリューム感があります。
トロミのあるスープは豚の肩骨やげんこつ、鶏ガラなど厳選した食材を大量に長時間かけて炊き上げていて、濃厚かつボディーの厚みと旨味があります。
屋号にもある『なま醤油』にも譲れぬこだわりがあり、小豆島で70年以上続く『丸島醤油』のなま醤油を使用。
この醤油は加熱処理を行わずに作られているため、加熱する前はマイルドな香りで、加熱することによって火入れした通常の醤油よりも強い香りが出るのが特徴だそうです。
全体的に家系を意識された造りですが、独学なので独自解釈の仕上がりとなっています。
豚背ロース肉を低温調理し、桜チップでスモークした香りの良い柔らかなチャーシューに、数量限定のVIPチャーシューはスペイン産の栗豚を使用し、秘伝のたれでじっくりと仕上げられていて、オープン時間に合わせて炊きたてのチャーシューを準備するこだわりよう。
卓上調味料にはニンニクパウダーや唐辛子パウダー、カラミソが置かれていて、味の変化も楽しめます。
今回はライスは頼みませんでしたが、ライスとの相性も間違いない味わい。
フルスイングという店名は『思いきり振りきる、全力でやりきる』という想いが込められており、醤油や豚肉、スープに使用する食材から麺の小麦粉まで厳選したプレミアムな食材でバランスを考えながら研究し、独学で作り上げられたそうです。
家系をイメージしつつ独自性も織り混ぜて仕上げられたラーメンになっていて、面白いです。
これからの活躍に期待ですね!
近くを訪れたら、ぜひ立ち寄ってみて下さい。