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首位相手に30-6で勝利し最多得点新記録 23歳日本人投手が移籍後初勝利<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
30-6のスコアボード(写真:トゥサンベアーズ/初報から差し替え)

31日のKBOリーグは全5試合が18時30分開始のナイトゲームで行われた。

KIAタイガース-トゥサンベアーズ(クァンジュ)はトゥサンの先発マウンドに白川恵翔(前四国IL・徳島-SSG)が上がった。移籍後4度目の登板。

白川は3連続四球による押し出しはあったが、前回の登板に比べて直球主体の投球が功を奏した。5回98球を投げて被安打6、4四球、3失点、3奪三振で交代した。

3勝目を挙げた白川恵翔(写真:トゥサンベアーズ)
3勝目を挙げた白川恵翔(写真:トゥサンベアーズ)

トゥサン打線は30日に新加入のジャレッド・ヤングが3番ライトでスタメン初出場。ホームラン2本を含む5安打8打点の活躍を見せ、白川を援護した。

試合はトゥサンが先発全員安打、全員得点。28安打を記録し、チーム1試合最多得点となる30点を挙げて30-6で首位のKIAに勝利した。トゥサンは貯金を3とした。

トゥ 1 0 7 1 5 11 5 0 0  30

KIA  0 2 0 1 0 0 0 3 0  6

白川は移籍後初勝利で3勝目(3敗)。防御率は5.72。

映像:ジャレッドのホームラン(KBO公式YouTubeチャンネル)

◆「過去の最多記録は27点」

これまでの1試合チーム最多得点記録は、サムスンライオンズが1997年5月4日のLGツインズ戦で記録した27点。また24点差も2022年にKIAがロッテジャイアンツ相手に23-0で勝利したのを上回り、過去最多となった。

◇7月31日(水)の結果

・LG 11 - 5 サムスン(チャムシル)

 勝:ソン ジュヨン

 敗:イ スンヒョン#57

・キウム 0 - 9 NC(コチョク)

 勝:ハート

 敗:チョン チャンホン

・SSG 12 - 11 ロッテ(インチョン)

 勝:ムン スンウォン

 敗:ヒョン ドフン

・KT 7 - 18 ハンファ(スウォン)

 勝:リュ ヒョンジン

 敗:コ ヨンピョ

・KIA 6 - 30 トゥサン(クァンジュ)

 勝:白川 恵翔

 敗:キム ドヒョン

⇒ KBOリーグ公式戦日程と結果(ストライク・ゾーン)

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

◆「NCがヨキッシュを獲得」

NCダイノスは昨季まで5シーズン、キウムヒーローズでプレーしていたエリック・ヨキッシュ投手の獲得を発表。NCは28日にダニエル・カスタノを放出している。

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載。連日、KBOリーグの結果をお伝えしています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FM那覇)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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