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【宮城県 東松島市】ずずずっと!ざる蕎麦で食べたい上下堤そば

Molly Chibaフリーランスライター(東松島市・松島町)

季節問わず美味しい蕎麦は冷や水でキリッとしめて、ざるの上にこんもりと盛って、山葵と葱をちょこっと入れて「ずずっ!」と啜る。蕎麦の爽やかな香りがフワッと感じ、そして、するりと通り抜ける喉ごし。
もちろん、蕎麦の食べ方は様々で「ざる蕎麦」が一番良い食べ方だぞ!なんて、殿様のようなことは言えない。しかしながら、筆者が乾麺状の蕎麦を自宅で調理し、実際にざる蕎麦が良く合うと感じた、美味しい'干し蕎麦'をご紹介。

▲ とてもシンプルなパッケージだが「上下堤そば」の文字はしっかり大きく見やすい
▲ とてもシンプルなパッケージだが「上下堤そば」の文字はしっかり大きく見やすい

宮城県東松島市上下堤の「株式会社つつみ」の皆さんによって栽培された蕎麦を、5割使用したほんのり茶色で細身の「五割 上下堤そば(ごわり じょうげつつみ そば)」。

上下堤という場所は、松島方面へ向かって鳴瀬川と吉田川を越えた先。市内の方はもちろん、おそらく松島町内にお住まいの皆さんも、一度は車で通過をしているかと思うが、わからないという方は地図で是非チェックしてみてほしい。目立つ建物などはとりわけないのだが、上下堤には美しい蕎麦畑があり、そこで10月にコスモス祭りと、12月にはそば祭りを開催している。

▲ ざるに盛ればなんとなくお店で出てくる立派な1人前の「ざる蕎麦」
▲ ざるに盛ればなんとなくお店で出てくる立派な1人前の「ざる蕎麦」

さて、この上下堤そばだが1袋で200グラム入っているので、ちょうど2人前くらいの容量。
沸騰したお湯で大体5分茹で上げると、歯応えが感じられるくらい。また、6、7分だと柔らかめという具合だ。
茹でている間に立ち上る真っ白の湯気と共に、蕎麦の香りが台所いっぱいに広がる。
沸騰したお湯によって、蕎麦が小躍りをし始めた頃合いで、大きめのザルにざあっと麺を流し込み、冷水で軽く麺をしめて・・盛り付け。

▲ 麺の表面は艶々として、するりと喉に入り込む。あまり思い切り啜ると咳き込むので注意だ!
▲ 麺の表面は艶々として、するりと喉に入り込む。あまり思い切り啜ると咳き込むので注意だ!

まずは蕎麦つゆに付けずに、そのままの麺をずずっと吸い込むと、蕎麦の香りがしっかりと感じられる。五割と言えども、こんなに蕎麦特有の香りが楽しめるというのは、いいねぇ。嬉しい。筆者は5分でお湯から引き上げたので、麺の歯切れの良い食感もしっかりと残り(芯は残っていない)乾麺とはいえ、あなどれない美味しさ。
麺自体が細めなので、啜るスピードにも拍車がかかる!ずずずっ
あわてて、底のざるが見える前にと、山葵と葱の辛味を加えて、もう一度ずずずっ!ゴクリと飲み込む。喉ごしも最高。

▲ 「五割 上下堤そば」1袋200グラム
▲ 「五割 上下堤そば」1袋200グラム

冬に冷たいざる蕎麦というのは、なかなか食べる機会がないかもしれないが(寒い時は温かい麺だと思う)、この上下堤そばは香りも楽しめるということと、歯応えも良いのでそれらを味わうためには、ざる蕎麦を推薦したい。例えば、油が高騰中だが天ぷらなどを久々に揚げて、熱々の天ぷらと、ざる蕎麦であれば冬でも良いかもしれない◎
五割 上下堤そば、美味いぞ。

商品名:五割 上下堤そば(ごわり じょうげつつみ そば)
販売店舗:東松島あんてなしょっぷ まちんど
住所:宮城県東松島市矢本字河戸342-2
営業時間:10:00 - 18:00
定休日:年中無休 ※臨時休業または短縮営業など状況によって変更になる場合があります。
下記店舗でも販売中
・三陸道矢本パーキングエリア内「イートハウス」
・JAいしのまき直売所「菜っちゃん市場」(*東松島市内のJR陸前小野駅前にあるお店)

フリーランスライター(東松島市・松島町)

日本出身/日本と英国を拠点に活動。自然と動物が大好きな人間です。国内地域ニュース、日英サッカーコラム、サステナブル・ツーリズムに関する記事を執筆中。

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