【横須賀市】第3回夢のお菓子プロジェクトグランプリ決定☆ほこっりする優しさに溢れた和菓子発売開始
横須賀の楽しい・美味しい情報を発信!うみちゃんです。
先日、和菓子司いづみやさんが次世代の子供たちに和菓子への興味を持ってもらうために、「夢のお菓子プロジェクト」を開催しました。
小学生以下を対象に、「あったらいいな!こんなの食べてみたい!」と思うお菓子のデザインを募集したところ、全国から多数の応募がありました。
グランプリ決定
今年は、横須賀市内在住の方から1名、名古屋からネット応募いただいた方から1名の、2名の応募者が同時受賞しました。
横須賀市在住 ペンネーム 「かめのすけ」さん
名古屋在住 ペンネーム 「こんどうみよこ」さん
授賞式
先日、衣笠商店街にあるいづみや衣笠本店にて授賞式が行われました。名古屋在住のこんどうさんはリモート参加です。
職人長 山崎さんが商品化した作品の製作を実演。
練りきりを丸め、色付けした生地を切り取り、乗せていきます。木製のへらや道具を用いて、細かい部分まで再現しています。
出来上がった商品はこちらです。
星が煌めく夜空は金粉を用いています。甲羅や顔の横の赤いラインや表情まで繊細に表現されています。出来上がった作品を見て、スタッフさんや受賞したご本人やご家族の皆様も「かわいい!」と感嘆の声。柔らかな色で統一された和菓子には優しい雰囲気が溢れています。
受賞した「かめのすけ」さんがプライスカードに菓名を書き、店頭での販売が開始。
9月中旬ごろまで店頭に並ぶとのこと。スタッフさんは「亀のモチーフのため、長寿を願う敬老の日にもおすすめです」と話していました。
受賞した「かめのすけ」さんは「和菓子が好きです。亀を飼っており、かわいいので、亀の和菓子があったら良いと思って応募しました。」と話しています。名古屋在住のこんどうさんは「77歳のおじいちゃんにあげたい」とのこと。優しい気持ちが素敵な和菓子になりましたね。
選考に関わった職人長 山崎さんに伺うと「小学生以下の子どもたちの豊かな発想の応募を数多く頂きました。その中でも”かわいらしい”、”和菓子で再現可能”という点で選びました」とのこと。
季節感あふれる上生菓子
いづみや衣笠本店では職人長 山崎さんが製作した生菓子が並んでいます。
涼しげな透明感が美しい琥珀羹の夏祭りは中には金魚が泳いでいます。縁日には欠かせない水風船の生菓子は風船のゴムの部分まで丁寧に再現されています。「スイカ」は今年の新作とのこと。
和菓子には「ぼかし」という技法があります。ふわっと浮かび上がるような、ほのかな色合いは繊細で優美。色の組み合わせや濃さ、コントラストの美しさに山崎さんの感性が光ります。
和菓子をもっと身近に!
「子供たちに美味しい和菓子を食べてもらいたい」 「次代の和菓子職人を目指してもらいたい」 という想いの今回のイベント。日本の和菓子という文化の未来を紡いでゆきたいですね。
通常の上生菓子常時販売店は、衣笠本店と横須賀中央店の2店舗。「夢のお菓子プロジェクト」の商品は衣笠本店限定販売です。事前予約すると、各店舗での受け取りも可能です。
第3回 夢のお菓子プロジェクト受賞作「夢ひこう」やいづみやさんの上生菓子をぜひ召し上がってくださいね。
【関連情報】いづみやさんの銘菓も食べてね
記事一覧はこちら