洋服を作りたい人が選んではいけないミシンの4つのポイント
色んな金額、色んな機能のミシンがあって、ミシンが欲しいけどどれを選べばいいのか分からないですよね。
そこで【洋服づくりに向かないポイント!】を紹介します。
マイナスポイントが分かればしぼりやすくなると思います。
1 小さいミシンは選んじゃダメ!
コンパクトミシンは【薄い小物専用】と思ってください。
洋服を縫うミシンで重要なのはフトコロと呼ばれる、ミシンの内側の【空間】なんです。
洋服は端を縫うだけではなく、ポケットやコートのウエストベルトのループ等、生地の内側を縫う事もあります。
その場合生地をたくしてミシンの内側に入れるわけです。
その時に内側の空間が狭いととても縫いにくいんです。
うっかり他の部分を一緒に縫いこんでしまうかもしれません。
ミシンのサイズは後で大きくすることが出来ませんので、40cm前後のミシンを選んでください。
補助テーブル付ければいいんじゃないの?
補助テーブルをつけても内側の空間は大きくなりません。
丈の長いスカートやワンピース、キルトなど重さも厚みもあって布が重みで引っ張られるようなものなど、補助テーブルがあると縫いやすくなりますが、普通の洋服の場合は補助テーブルの優先順位はあまり高くありません。
2 スピードコントロールができないミシンはストレスがすごい!
え?っと思うかもしれませんが安いミシンの中にはスピード調整できないミシンがあるんです。
使い始めた最初のうちはゆっくりの方がいいと思うかもしれませんが、慣れてくるとすぐにスピードを上げたくなります。
特にほつれ止めは左右に針が動いて縫っていくので進むスピードが直線より遅いです。
つまり単なる直線の部分なのに、縫うのにものすごく時間がかかるんです。
これも後でスピードを変更できませんから、スピードコントロールできないミシンは避けたほうがいいと思います。
本体にスピードコントロールのつまみがついているか確認してみてください。
3 縫い目の長さを調節できないミシンは綺麗に縫えない
実は布は厚さによって縫い目の長さを変えないと綺麗に縫えないんです。
薄いものは縫い目の長さ(一針ごとの長さ)を短くしないと細かいシワが寄ります。
これはどんなミシンでもそうで、ミシン側の問題ではなく、布と糸の問題です。
縫い目の長さが長いと1目ごとにかかる糸の力に布が負けてシワになるので、縫い目の長さを細かくすることで解決します。
また厚い生地は大きい縫い目で縫わないと、力が掛かった時ちぎれやすくなったりします。
普段ミシン目というと、紙などに入った点線の切れ目を思い出しませんか?
点線の切れ目が入っていると切れやすくなりますよね。
力のかかるものに細かく穴が開いていたら裂けやすいって想像できますよね?
ほら、縫い目の長さを調整しないといけないのがわかったでしょう?
4 コンシールファスナー押さえが存在しないミシンはファスナーつけで困るよ
今ほとんどのの本や型紙でファスナーを付けるという部分は、コンシールファスナーが主流になっています。
コンシールファスナーというのは、ファスナーを付けるときの縫い目もファスナー自体も表に目立たないファスナーです。
洋服を作りたいならコンシールファスナー付けは必ずいつかは行うことになります。
この時に使うのがコンシールファスナー押さえというものです。
メーカー純正があるミシンならそれを買えば数百円で手に入るので、ミシンと一緒に買うと後で便利です。
このコンシールファスナー押さえが純正品がない、手芸店にあるコンシールファスナー押さえが合わないミシンが存在します。
このコンシールファスナー押さえがあるだけでファスナー付けが綺麗にさらに時短まで出来ます。
ワンピースやスカートなどファスナーのついたお洋服っていっぱいありますよね。
きっとこれから作りたくなるお洋服の中にもコンシールファスナー押さえが必要になってくることがあると思います。
なのでコンシールファスナー押さえが純正で存在するか確認するといいですね。
もくじ
日本最大のホビーショー2022 手芸道具の新商品や講座の紹介