TWICE「ミサモ」ついに日本での活動内容発表! で「ショーケース」って何?
ついぞ来た、というところか。
26日、TWICEの日本メンバーミナ、サナ、モモによるユニット「MISAMO」の活動概要が発表となった。
その告知に書かれていた「SHOWCASE」。これが何なのかについて。知ってる方も多いと思うが、現地取材経験も含めてこの紹介を改めて。
K-POPのショーケースの現場写真豊富な「別バージョン原稿」はこちら!
ショーケースとは「新作発表直前の制作発表会」
TWICEもそうだ。K-POPアイドルたちはこういったサイクルで国内のスケジュールをこなす。
ショーケース/プロモーション→活動開始=音楽番組出演(長ければ1ヶ月半)→知名度の上昇→各都市を巡るファンとの交流→活動終了。休息またはバラエティ番組へのレギュラー出演、ドラマなどの個人活動→次の楽曲制作。
このうち「ショーケース」はごくごく分かりやすく言うと「新作発表直前の制作発表会」だ。
2012年2月15日の「全北日報」がこう解説している。
韓国では通常「1日2公演」
今回のMISAMOの日本でのショーケースがどういった形式で行われるだろうか。
少なくとも韓国では「公開直前の制作発表」という主旨そのままの形式で進められることが多い。
D-7、D-6…と楽曲の音源公開日を待ちつつ迎える当日。
- TWICE「FANCY」の際のショーケースの様子
多くのアーティストは音源公開をその日の18時から19時に定める。その前後に2回ショーケースを行うやりかただ。
1回めは公開当日の午後。
メディア向けのショーケースを行う。これが本来の意味の「公開直前の制作発表」だ。メディアは合わせて行われる記者会見の内容などを含め、その場で記事やニュースの作成に入る。
これはメディアにとっても"おいしい"機会ではある。現場で撮った写真は事務所のチェックなしで使用可能。また事前質問用紙の記入なしで挙手での質問も可能。事務所側が開催を告知し、"集まってもらう"機会だからだ。
いっぽうで所属事務所側とすれば緊張感の高まる時でもある。丹念にアーティストのイメージ管理を行うなか、少々気に入らない写真がメディアに載ることもある。また記者会見では「別グループと自分たちとの比較」など、個別のインタビューでは絶対に通らないようなハプニング的な質問が飛び出す時もあるからだ。
さらにアーティストにとってはプレッシャーもかかる場だ。何せ「新曲の初生公開」は、まったく新しい曲を、黙々とパソコンやカメラに向かうメディア相手に行うのだ。ファンのショーケースとは違い、リアクションの少ない中でパフォーマンスを行う。
2回めは18時頃に。
楽曲が公開された直後にファン向けのショーケースを行う。厳密な意味での「ショーケース」ではないが、いずれにせよファンとともに徹底的に盛り上がる。なかには過去のヒット曲まで披露し、ちょっとしたミニライブのように進行することも。
こちらではファンの熱狂的な反応があるから、アーティストが一気に元気になるとうことも度々ある。
K-POP業界が良く出来ているな~と思うのが、この後のファンの帰り道でのことだ。
推しに会え、余韻に浸る時間に…ちょうどスマホでメディアショーケースの記事を大量に目にすることができるのだ。
メディアショーケースの際には「記事の公開は楽曲公開以降にしてください」と定められていることが多いからだ。
こうやってファンや一般層に強いインパクトを残して音楽番組での活動に入る。果たしてMISAMOの日本でのショーケースはどんなかたちで行われるだろうか。