江別地区にある大きな公園「飛鳥山公園」にある江別市唯一の山「飛鳥山」に行ってきました。

※公園の表記は「飛烏山」（烏：カラス）ですが、新江別市史では「飛鳥山」（鳥：とり）表記に統一されているため「鳥：とり」表記で記述します。
※記事内の写真は2023年5月上旬撮影

いざ飛鳥山公園へ

北海道江別市緑町西2丁目にある「飛鳥山公園」は3丁目通り沿い、2番通りと3番通りに挟まれたエリアにあります。とても大きな公園で、園内にはプールを備えた青年センターがある他、グリーンボール場、テニスコート、多目的広場（サッカー等）、そして野球場まであります。

飛鳥山

公園内にある「飛鳥山」の様子。標高17.5メートルという本物の山です。日本で15番目、北海道では4番目に低い山とのこと。野幌丘陵に残る古砂丘の一つとされています。

江別市内に存在する唯一の山ですが、ちなみに江別市内の標高の最高は野幌丘陵南端部（西野幌）93.0mとなっています。山でない場所のほうが標高が高いってどういうことやねんって感じですね。

山頂には「開村記念碑」が立っています。この地に屯田兵が入地したのは1878年（明治11年）、同年に江別村が誕生しています。

史跡 元 江別屯田公有地「飛烏山」

また山頂には飛鳥山の歴史がわかる説明板も立っています。かつてこの丘には江別神社（江別市萩ケ岡）の前身である「飛鳥山神社」があり、神社祭に草競馬や催しが行われたとあります。

昭和3年（1928年）に正式な馬場が設けられ地方競馬がか開催、昭和9年には元江別に移ったという歴史があります。運動公園として整備されたのは昭和25年とのことです。

看板には競馬場の様子を写した貴重な写真が掲載されていました。

飛鳥山山頂からの眺め。かつてここに競馬場があり多くの競走馬が走っていたかと思うと感慨深いものがあります。

山頂で食べようと思って持ってきたコロッケパン。ちょっと肌寒いですが、広々とした景色を眺めながらの昼食はたいへん気分の良いものです。

食べ終わった頃に晴れてきた（笑）

気分転換にはもってこいの素敵な公園です。

飛鳥山公園の場所

北海道江別市緑町西2丁目11