【石岡市】石岡の歴史を映す中華料理の名店が国府(旧金丸町)にありました。
「歴史ある街に名店あり」とよく言われますが、町中華の火付け役となったBS-TBSの人気番組「町中華で飲ろうぜ」。この番組に取り上げられてもおかしくない中華の名店が石岡市国府にあります。場所は看板建築の建物が多く並ぶ古き良き大正ロマンが漂う商店街「中町商店街」がある県道355号線の1本東側を並行する通り沿いにある「珍来」です。
こちらの記事も参考にしてください↓
【石岡市】大正ロマン漂う商店街。レトロな街並みの中のオアシス「まち蔵 藍」
今は取り壊されて空き地になってしまいましたが、左隣には茨城県を中心に関東広域に展開するカスミストアの1号店、霞ストアー(石岡金丸店)(1961年開店)がありました。
参考リンク:株式会社カスミ公式ホームページ沿革(HISTORY)
そんな歴史がある「珍来」は1971年創業とのことで、当時は「珍来(以降本店)」のフランチャイズチェーン店として営業していました。現在は麺こそ「珍来製麺所」から仕入れるものの、暖簾分けした店舗として営業しているそうです。先代はお亡くなりになり今は息子さんが2代目として鍋を振っています。
いろいろな店名がNETの記事でも見られますが、カウンター側でお客様を切り盛りする女将に聞いたところ、「石岡店」でも「金丸珍来」でもないんだそうで、今も昔も「珍来」ですとのことです。敢えて言うなら・・・「金丸町店」かなーとおっしゃっていました。
外観からほぼ想像できる年季の入った店内です。
多くのお客様に長年愛され、気軽に利用できる中華食堂として営業しています。
テレビで取り上げられた事もありました。
餃子の餡は沢山入って、肉汁溢れる一品でした。
少し夏バテ気味なのでレバー炒めを注文しました。本格中華料理を頂けるのも町中華の醍醐味です。
料理の注文は中華料理店らしい壁に掛けられたメニューボードから選びます。ラーメン600円の麺類からスープ類、チャーハンなどの飯類、カツ丼もあるんですね。そしてレバー炒め、カニ玉、肉ダンゴなどがあります。
お得なセットメニューもあるので食卓が少し豪華になりますね。ミソラーメンセットには半ライスと目玉焼というユニークな組み合わせです。
店舗前の配達用バイクはホンダ・スーパーカブ。カウンターに置かれた少年ジャンプ。瓶ビールはもちろん633。すべての要素が揃った町中華でした。ぜひ足を運んでみてください。
珍来
住所:茨城県石岡市国府2丁目3-17
営業時間:11:00~
定休日:不定休
電話番号:0299-22-2453