グーグル、米国で自動運転車の意匠を登録
グーグルが先進的プロジェクトGoogle-Xのひとつとして実験中の自動運転車(ドライバーレスカー)の意匠が米国で7月14日に登録されたことがわかりました(D734211号 ”Autonomous vehicle exterior”)。
実験プロジェクトで使用している車体とまったく同じデザインです(当然ですが各部分の意匠も出願されています)。このデザインで量産化予定なのか、他に模倣されないように押さえておいただけなのかどうかはわかりません。ちょっと前には「なぜグーグルが自動運転車?」みたいな議論が聞かれていたと思うのですが、あっという間に現実的な話になってきました。安全規制の問題もありますので一気に普及というわけにはいかないでしょうが、確実に社会を変革していくことになるでしょう。
多くのメーカーの自動運転車計画を見ると2020年前後には自動運転車が市場に投入されるようです。東京オリンピック前後ということで、決して遠い将来の話ではないですね。日本だけ過剰規制で採用が遅れるなんてことだけにはなってほしくないものです。
ついでに、日本でグーグルがどのような意匠登録出願をしているか見てみました。この自動運転車に相当する意匠は登録されていないようです(意匠は登録後でないと公開されないので、日本で出願されているかどうかはわかりません)。他に登録されている意匠はNexus関連が多いですが、結構秘密意匠として登録されたものが多いです(イメージが表示されていないものがそれです)。秘密意匠は最大3年間意匠を非公開にできる制度です(追加料金が必要ですがグーグルにとっては知れたものでしょう)。単に秘密にできるならしとこうかレベルなのか、本当に秘密にしたいデザインがあるのかどうかちょっと気になるところです。