LINE PC版(Windows版)に脆弱性。修正版は自動アップデートで対応済み
7月8日(金)、LINE株式会社は『LINE PC版(Windows版)』に脆弱性があるとの報告をJPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC)より受け、該当部分の修正を完了したと発表しました。
- 【脆弱性情報】LINE PC版(Windows)の脆弱性と修正完了に関するお知らせ|LINE Corporation
- JVNDB-2016-000123 - JVN iPedia - 脆弱性対策情報データベース
JPCERTコーディネーションセンターとは、日本国内でインターネットを介してセキュリティ問題について、報告の受け付けや対応の支援、発生状況の把握、手口の分析、再発防止のための対策の検討や助言などを技術的な立場から行なっている一般社団法人です。
今回報告された脆弱性は、LINE PC版がファイルを開くときに意図しないDLLを読み込んでしまうというものです。影響を受けるバージョンは、ver 4.7.0以前のものとのこと。
LINEではこの脆弱性について6月28日に報告を受け、7月1日に修正バージョンをリリース。さらに同タイミングで全てのユーザーを対象に自動でアップデートする対応をしたため、通常通り使用している場合であれば問題ありません。
LINE PC版を使っている方で心配であれば、以下の方法で最新バージョンへのアップデートを行いましょう。
LINE PC版のアップデート方法
1.画面左上の歯車ボタンをクリックし、【LINE情報】を選択。
2.右上の【アップデート】をクリック。
3.最新バージョンへのアップデートが自動的に行われます。
以上でアップデート完了です。
LINEは今やコミュニケーションにかかせないツールとなっていますが、それだけに狙う人も多くなっています。
不要なメッセージやメールは開かないよう、気をつけてください。