【筑紫野市】住宅地にひっそりと鎮座する伝説の巨石。二日市北の「鯰石」を見てほしい!
筑紫野市二日市北の静かな住宅地にどーんと出現する「鯰石(なまずいし)」をご存知でしょうか? 「なんでこんな所にこんな巨石が?」と驚かされる巨大な石の正体は?
伝説によると、昔この場所は沼地で、いたずらな大鯰が住んでいたそう。そこを通りかかった菅原道真公が通行を邪魔されたため腰の刀を抜いてぶった斬ったところ、大鯰は飛び散って胴体・頭・尻尾の三つの石になったと言われています。
三つの石の中で1番大きいのがこちらの胴体部分です。民家の庭先から道路にはみ出しています。
胴体部分の後ろのほうに尻尾部分があります。フェンスで囲われていて、大切にされていることが分かります。
道を挟んだ反対側の崖の上に頭部がありました。転がり落ちてきそうでドキドキします。岩に当たって竹がぐにゃりと曲がっているのが面白いですよね。
鯰石の場所は太宰府市の高雄交差点から紫駅に向かう途中のファミリーマート横の道から入った先にあります。
道なりに進むと5分とかからずに鯰石が見えてきます。遠くからでも圧がすごい(笑)
地元の方にお聞きしたところ、日本酒で鯰石を洗うと雨が降るとの言い伝えがあり、雨乞いの石として守られてきたとのことでした。今年の夏は雨が少なくて、すぐお隣の太宰府市は猛暑日日数の日本記録更新ですよ。早く知ってたら鯰石にお願いしたのに!
菅原道真公といえば太宰府ですが、筑紫野市にも菅原道真公の伝説が各所にあります。二日市北にある伝説の巨石「鯰石」、一度見に行ってみませんか?
【鯰石】
住所:〒818-0056 福岡県筑紫野市二日市北8丁目13