【現役警察官に聞いた】知らぬ間にやっているかも知れない交通違反
普段の運転中に何気なくしている行為は、もしかすると交通違反の対象かもしれません。
この記事では車系Instagramアカウントでフォロワー5500人超え、ブログ「やっさん車好きの味方」を運営する生粋の車好きの私が、知人の現役警察官に聞いた「交通違反のリアル」を解説します。
知らぬ間にやっているかもしれない交通違反5選
あなたの何気ない運転や行為は、実は交通違反で交通切符の対象かもしれません。
普段の運転を思い返して「やってしまっている」という方は改めましょう。
歩行者妨害
歩行者妨害は横断歩道を横断中の歩行者や、横断歩道を渡ろうとしている人がいる場合、車は停止線で止まらなければいけないというものです。
道路交通法38条(横断歩道等における歩行者等の優先)には、歩行者優先の明文があり、歩行者を立ち止まらせたり、横断待ちの人がいるのに止まらずに通過すると違反になります。
特に横断待ちの人に気付かずに通過し、交通切符を切られるというケースが多いみたいです。
横断歩道を通過する時は、いつでも止まれる速度でゆっくりと走行しましょう。
【普通者の点数と違反金】
点数:2点
違反金:9,000円
駐車違反
駐車違反は道路標識または、交差点内など法律によって定められた駐車禁止箇所に、車を駐車させる違反です
駐車違反が特に多い場所は駅周辺です。
駐車とは警察官等が移動を求めた時に、直ちに移動させられない状況をいいます。
つまり、送迎やトイレなどで一時的にも車から離れて無人になった場合は、駐車違反となります。
厳しいようですが、法律で定められた内容なので守るようにしましょう。
【普通者の点数と違反金】
・駐停車違反
駐停車禁止場所等
点数:2点
違反金:15,000円
駐車禁止場所等
点数:1点
違反金:12,000円
・放置駐車違反
駐停車禁止場所等
点数:3点
違反金:18,000円
駐車禁止場所等
点数:2点
違反金:15,000円
携帯電話使用
携帯電話を運転中に使用する「ながら運転」は、今の時代重大な違反として周知されています。
ながら運転をすると注意力が散漫し、前方の危険に気付かなかったり、ふらつき運転の原因になったりします。
携帯を操作していたことで歩行者に気付かず、死亡事故が発生した事例も多くあり、点数と違反金が引き上げられています。
「スマホを手にとって時間を確認した」「スマホを片手にナビアプリを操作した」など運転中は少しの携帯把持も認められていません。
スマホを確認する必要がある時は、必ず停車してからにしましょう。
【普通者の点数と違反金】
点数:3点
違反金:18,000円
チャイルドシート
6歳未満の子供にはチャイルドシートの着用が義務付けられています。
ご自身の幼少期や今までの経験からチャイルドシートはつけなくても、同乗者が抱えていれば大丈夫と思っている方も多いですが、絶対にやめてください。
違反理由として「子供が泣き止まないから」という意見が散見されますが、万が一事故が発生した時のリスクを考えると、子供のためにチャイルドシートを着用する必要性が理解できると思います。
チャイルドシートは子供の命を守る重要な道具なので、親として徹底するようにしましょう。
【普通者の点数と違反金】
点数:1点
違反金:なし
交通違反や事故をしないために運転で気を付けるべきこと
交通違反は事故に直結する危険な行為です。
運転中に気を付けること
- 速度を出しすぎない
- 広い視野を持って標識や道路標示をみる
- ながら運転はしない
事故にあわないためにも、運転中に気を付けるべきことを紹介します。
速度を出し過ぎない
普段から速度を出し過ぎないことが大切です。
車速度を落とすことで、視野が広がり道路標識などがきちんと確認できるだけでなく、歩行者が不意に飛び出してきたり、道路上に落下物が落ちていたりしている場面でも止まることができます。
また、速度を出しても信号待ちや他の車の影響で、到着時間が数分しか変わらないということはよくあることです。
走行速度を落として、心に余裕をもった運転を心掛けましょう。
広い視野を持って標識や道路表示を見る
目の前だけに集中することなく、標識や道路表示、歩行者の有無などを確認できる広い視野を持って運転することが大切です。
よく目の前だけに集中していて「歩行者に気づかなかった」「道路標識あったんだ」と言う方がいます。
特に初めての場所では標識を見落としがちなので注意が必要です。
事前にルートを確認しておくことや、速度を落とした運転をすることで、ゆとりある運転をしましょう。
ながら運転はしない
運転中は集中力を保つために”ながら運転”は絶対にしないでください。
ながら運転とは「スマホを操作する」「カーナビを操作する」「新聞を読む」など、運転中に運転以外の集中を要する動作を行うことをいいます。
ながら運転は危険を察知するのが遅れるため非常に危険です。
運転中は運転に専念しましょう。
まとめ
現役警察官から聞いた内容を元に「知らぬ間にやっているかもしれない交通違反」について紹介しました。
交通違反は交通事故に繋がる危険な行為です。
今回の記事をきっかけに安全運転に努めましょう!