【沼津市】「ものがたり博 in ぬまづ」開催! 4,000冊の絵本とステージで物語の世界に浸る
2024年9月23日、プラサヴェルデのキラメッセぬまづ多目的ホールで、絵本をテーマにした1日限定イベント「ものがたり博 in ぬまづ」が行われました。4,000冊を超える絵本が集まったこのイベントは、こどもから大人まで幅広い世代の誰もが、物語の世界を堪能できる1日になりました。
イベントの目玉となった「絵本・ものがたり広場」では、沼津市立図書館やマルサン書店絵本専門店グリム、三島市などの協力により、世界各国の絵本が集結。訪れた人々は、その豊富なラインナップから自由に絵本を手に取り、思い思いに物語を楽しんでいました。
ステージでは、地元の高校生や芸人が参加した演劇が上演され、観客を魅了しました。沼津市立高等学校演劇部に、お笑い芸人のさこリッチ、ぬまんづも登場した「門池の竜」は、千年待ち続けた竜の夫婦愛が感動的に描かれており、こどもから大人まで熱心に見入っていました。
さらに、沼津市の頼重秀一市長と三島市の豊岡武士市長による絵本の読み聞かせもありました。普段から市民に向けたメッセージを届ける2人の市長さんですが、いつもとは少し違った一面を見せながら感情豊かに、朗読を披露しました。
絵本作家のこがようこさん、ふくながじゅんぺいさんのトークショーも、見どころの一つでした。こがさんは「わらべうたでひろがる赤ちゃん絵本」を通じて、わらべうたの魅力を伝えるとともに、「絵本はコミュニケーションツールであり、自由に読んで、自由に楽しんでくださいね」と話しました。
ふくながじゅんぺいさんは藤枝市出身、2022年の作品「へび ながすぎる」は、タイトルから生まれた作品であること、そのきっかけは同郷の小説家 小川国夫さんの書画であったこと、さらにフランスの詩人、ジュール・モナールへの繋がりを紹介していました。
また、御殿場市出身のタレント勝俣州和さんもステージに登場。来場の際にイトーヨーカドーが無くなっていて驚いたという話から、高校時代の他校生徒との決闘と驚きの結末、さらにアイドルCHA-CHA時代に失恋し、千本浜で1時間泣いたというエピソードを披露し、会場の雰囲気を和ませました。その上で絵本について「何度読んでも新鮮な感覚があります」と感想を述べ、娘さんと選んだという思い入れのある絵本を紹介していました。
インターネットやデジタルメディアが発展する時代においても、絵本の持つ普遍的な魅力は色褪せることなく、今後も世代を超えて、欠かすことができない存在であり続けるように感じられました。
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