【沼津市】伝統と食文化を体験! 「LOVE NUMAZU 2024」で楽しむワークショップイベント
「LOVE NUMAZU 2024」が2024年10月26日と27日の2日間、ららぽーと沼津で開催され、沼津の食や伝統技能を体験できるイベントとして多くの来場者で賑わいました。地域の産業や技術を直接体験できる場として、訪れた人々にとって沼津の魅力に触れる貴重な機会となりました。
このイベントでは、2日間にわたって4つの体験型ワークショップが提供され、初日には「ミニ畳づくり」と「手もみ茶体験」、2日目には「ミニいすづくり」と「抹茶づくり」が行われました。また沼津の水産業に関する紹介ブースも設けられ、11月に開催されるSea級グルメ全国大会in境港にエントリーしている「沼津あじフライたるたるサンド」(あじたるサンド)のPRパネルも展示されました。
「ミニ畳づくり」では、参加者が畳縁(たたみべり)を取り付ける工程を体験し、いぐさの香りとともに日本の伝統的な住文化に触れました。畳は現在でも、日本の旅館や寺院、日本料理店において欠かせない存在であり、多くの人にとって懐かしさや親しみを感じさせるものです。今回はお子さんにも興味を持てるように、人気アニメ「鬼滅の刃」に登場するデザインの畳縁も用意され、家族連れからも好評を得ていました。
「手もみ茶体験」では、茶葉を揉む「葉振い」と呼ばれる技術を体験。静岡県東部には手もみ茶の流派が8つあり、沼津の伝統である「幾田流」の技術が受け継がれています。手もみ茶は、茶葉を一本一本丁寧に揉み上げて仕上げるため、香りや触感が際立ち、現代の自動化された製茶とは異なる魅力があります。来場者は、茶葉の風味や香りを実際に手で感じ、伝統技術の素晴らしさを体感していました。
「LOVE NUMAZU」は、2021年から沼津市の産業振興部が開催しているイベントで、沼津の食や伝統技術を幅広い層に知ってもらうことを目的としています。地域の技能を後世に伝えるため、まずは多くの人に体験してもらい、その価値を知ってもらう機会を提供するものです。ららぽーと沼津には市内外から来場者が訪れるため、沼津の魅力を広く発信する機会になっているそうです。また、沼津市では移住・定住促進の取り組みも行われており、令和5年度の沼津市への移住者数は378人、県内では浜松市に続いて2番目に移住者が多い市町になっています。今回のようなイベントは、地元の人たちだけでなく、遠方の人たちにとっても価値ある機会になっているように感じられました。
ららぽーと沼津
静岡県沼津市東椎路字東荒301番地3
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