パンチングレザージャケットは涼しいの?実際に着用して試してみた
革は引き裂き強度に優れています。
万が一バイクで転倒してしまった時、道路に投げ出されて滑ってしまっても革ジャンを着ていれば擦り傷を防ぐことができるかもしれません。
ただ革は風を通さないうえに重いので夏場に着るのは不向きです。。。
そこで登場したのが穴が開いたパンチングレザージャケット。
ただ革ジャンは暑い、蒸れるというイメージが強く、夏場に快適に着るのは難しいと考えているライダーが大半のはずです。
実は僕もそういったライダーの一人。
ですが、最近では素材も進化してきているので以前に比べて快適に着用できます。
革製品の老舗、カドヤにパンチングレザージャケットをお借りしたので試してみました。
KADOYA PL MONO FIGHTER
カドヤの2021年新作パンチングレザージャケット、PL MONO FIGHTER。
最新のモデルだけあり夏場のライディングを快適にするための工夫が多数盛り込まれています
穴の径が2mm
見た目重視で穴の径が小さいパンチングレザージャケットは風通しが悪いので通気性に難があります。
穴が1mm以下の製品は風通しに難ありです。
素材として販売しているパンチングレザーは0.8mm、もしくは1mm穴です。
PL MONO FIGTHTERは2mm穴を採用しています。
通常よりも穴の径が大きいので風の流入量が多いはず。これは期待できます。
グレーも選択可能
周知の事実ですが、黒は光を吸収して熱を持ちます。
別の色をチョイスするというのも手です。
革ジャンといえば黒ジャン!という意見もわかります。僕もその一人。
ですが、いざという時の為に防御力の高いウエアを着ておきたい!
という理由でパンチングレザージャケットを選ぶならグレーがラインナップされているので
そっちを選んでみてもいいかもしれません。
裏地に吸湿速乾素材を採用
汗を素早く吸い上げてべたつくことがありません。
更に吸い上げた汗は速やかに乾くのでジャケット内が常にサラサラになります。
更に涼しくするためにインナーで工夫を・・・
せっかくパンチングレザージャケットの裏地を採用していても、インナーが普通のコットン素材だと効果が半減。
インナーにも吸湿速乾素材を着用してみました。
また体から出る汗の塩分は革にとっては害になります。
今回は借り物ですし、汗ができる限り革につかない様にするためにも吸湿速乾素材のインナーを着用してみましたが、毎年着るならこういった気配りをしてもいいかもしれません。
パンチングレザージャケットを着て実際に走ってみた
実際にパンチングレザージャケットを着用して走行してみました。
メッシュジャケットが布一枚挟んで風が入ってきている感じなのに対して、パンチングレザーは勢いよく風が吹き込むイメージです。
パンチングレザージャケットの方が体にあたる風量が大きく汗ばむ季節なら気化熱で相当涼しいはず。
走行して風が入ってきている限りはメッシュジャケットより涼しいかもしれません。
ですが、ある意味予想通りですが停車中は暑いです。
特に今回借りたパンチングレザージャケットが「黒」だったこともあり光を吸収しまくり。
生地表面に熱がこもるので停車中はジャケット内の温度も上がりがちになります。
気温26度ぐらいなら暑がりな僕でもツーリングに着ていけます
パンチングレザージャケットを着用して走行してみたのは時間帯は12時ごろ。
気温は26度ぐらいでした。
東京の真夏は31度ぐらいまで上がりますが、26度ぐらいであれば暑がりの僕でもパンチングレザージャケットを着用してツーリングに行けると思いました。
レザージャケットを着ている時もそうですが、着ていると安心感があります。
もし夏場でも防御力の高いライディングギアでツーリングに行きたいという方は検討してみてもいいかもしれません。