【奈良市】これから注目の紅葉スポット!!素朴で潤いのある庭園を彩るもみじはまるで芸術作品
こんにちは、奈良を愛する地域情報発信者のモチです!
今回は奈良の中心地でひっそりと美しくたたずんでいる日本庭園を紹介していきます。
その庭園の名前は「吉城園(よしきえん)」と言います。
吉城園は、江戸時代まで興福寺子院・摩尼珠院(まにしゅいん)があったところとされています。
明治になって民間の所有となり、庭園鑑賞や茶会に広く利用されるようになりました。
吉城園は奈良県庁から徒歩5分ほどの場所にある日本庭園です。寧楽美術館を併設する華やかな庭園「依水園」が隣にあるため、吉城園をスルーしてしまう人も多いです。
しかし、素通りするにはもったいないほどの美しい庭園だったので、この機会に皆様にも是非共有をさせて頂ければ幸いです。
見た目に反した広大な庭園
吉城園の隣にある依水園は大きな入口で、ザ・庭園みたいな印象を持ちましたが、吉城園の入り口は結構小さいです。
入園して数分くらいで終わってしまうかなというイメージを持っていましたが、いい意味で期待を裏切ってくれました!!
めちゃくちゃ広い!!
入口からはまったく想像できない、広大な庭が3つもあります。
- 池の庭
- 苔の庭
- 茶花の庭
しかも無料!!
奈良のふところの大きさに感謝しかありません。
では、吉城園の3つの庭がどのようなものかを紹介してまいります。
素朴さに潤いを感じる庭園
吉城園の3つの庭園には、素朴さの中に潤いがあります。
まずは、入園してすぐ目の前に「池の庭」が現れます。
池の水と自然の潤いが絶妙なハーモニーを演出しています。
紅葉が色づき始めて、これからこの庭園をさらに美しく彩ることが期待できます!!
しっかりと手入れをされた道を歩いていくと、
「離れ茶室」が目の前に現れます。事前予約をすればこの茶室を利用できるようです。
※茶室利用については料金がかかります。
こんなきれいな庭で紅葉を鑑賞しながらお茶を飲むのは、間違いなく最高の贅沢といえるでしょう。
離れ茶室から見える庭は「苔の庭」と呼ばれています。
紅葉はまだ始まったばかりですが、もう少し経てばあたり一面がもみじの絨毯で彩られるはずなのでとても楽しみですね!
苔の庭と称するだけあって、苔の手入れが素晴らしいです!!
今まで見たことがないくらいの潤いが苔にあって、苔がきらきらと光り輝いていました。
もうすぐ無数のもみじとこの美しい苔がコラボする姿を想像するとワクワクしてしまいます。
広大な庭園を道なりに進むと、3つ目の庭「茶花の庭」に到着しました。
茶花の庭は名前の通り、茶席に添えるのにふさわしい、まるでお茶のような草木が花のように庭いっぱいに広がっていました!!
草木は素朴ですが、美しい花のような潤いを庭園に印象づけています。
私が吉城園を訪れたタイミングは紅葉のピークよりも少々早かったですが、あと1~2週間もすれば園内が紅い絨毯で敷き詰められているでしょう。
広大な庭園でゆっくり紅葉を鑑賞したい方は、是非吉城園を訪れてみて下さい!
吉城園
所在地:奈良県奈良市登大路町60番地1
電話:0742-22-5911
開園時間:9:00 - 17:00(入園は16:30まで)
休園期間:2月24日~2月末日
入園料:無料
駐車場:なし