初期設定のままではもったいない!メリットいっぱいの脱水時間の黄金ルール
こんにちは、おうちクリーニング研究家のハナです。洗濯機の脱水時間、気にしたことありますか?実は、この見過ごしがちなステップが、時短や節電だけじゃなく衣類の寿命やシルエットに大きな影響を与えているんです。特に大切な衣類やお気に入りのシャツが長持ちさせたいと思っている方必見!季節や素材に合わせた脱水時間の調整で、もっと快適な洗濯ライフを手に入れましょう。
脱水時間、洗濯機の初期設定では長すぎる
意外と見過ごされがちな脱水時間ですが、これは衣類の寿命やシルエットに大きな影響を与える重要なステップです。脱水時間を適切に調整することで、衣類のダメージを最小限に抑え、長く美しい状態を保つことができます。
通常、洗濯機の全自動コースでは脱水時間が5〜8分に設定されていますが、これは長すぎる場合があります。ほとんどの衣類は最初の30秒〜1分で水分量が大幅に減って、3分以上の脱水はあまり変わらなくなります。
脱水時間が伸びるとシワもできやすくなります。
2分すぎるとシワが目立ち始めます。
なので、夏場は1分、冬場は2分、部屋干しの場合は衣類なら+1分の脱水時間が私が割り出した黄金時間です。それ以上だとシワの原因になり、あとでシワを伸ばすのが大変になります。
具体的な黄金の脱水時間は以下の通りです。
素材別、黄金の脱水時間
- 綿やポリエステルなどの普段着:外干し1分、部屋干し2分
- 形状記憶シャツ:外干し30秒、部屋干し1分
- デリケート素材:タオルドライ推奨、部屋干し1分
- ヒートテック:外干し30秒、部屋干し1分
- 厚手のシーツやバスタオル:外干し3分、部屋干し6分
※洗濯機のタイマーで設定する時間です。高速回転に入ってからの時間になります。
形状記憶シャツなのにシワができてしまった経験はありませんか?ほとんどの場合、脱水時間が長すぎることが原因です。形状記憶シャツは洗濯表示タグに「脱水は1分以内」や「短時間脱水」と記載されていることが多く、タイマー1分以上の脱水ではシワができやすくなってしまいます。
今や冬には欠かせないアイテムとなったヒートテックは、髪の毛の10分の1の細さのマイクロアクリル糸が使われるデリケートな衣類です。脱水時間は長くてもタイマー1分以内の設定にします。
綿やポリエステルなど普段着や肌着の設定時間は1〜2分。シワがつきやすい麻や繊タイマー1分。繊細なデリケート衣類や下着はタイマー1分でも長いくらい。
できれば、脱水はせずにタオルに包んで脱水するタオルドライするとシルエットの美しさが長持ちします。
脱水時間の変更方法
脱水時間の変更はメーカーや機種によって違いますが、多くの洗濯機は電源を入れてコースを選んだあと、脱水ボタンを数回押すことで時間を変更できます。
衣類を種類別に洗うのが理想ですが、家庭では難しいことも多いでしょう。そんな時は、洗濯ネットを使って種類ごとに分け、脱水時間を調整します。まずは短い時間で脱水を止め、薄手の衣類を取り出した後、厚手の衣類に追加の脱水時間を設定することで対応できます。
脱水時間を短くするメリット まとめ
・衣類へのダメージを減らし、寿命を延ばせる
・時短、節電につながる
・シワになりにくく、アイロンの手間が省ける
・静電気の防止
脱水はタイマー3分以内がおすすめ。脱水時間を見直すことで、シワを防ぎ、衣類のシルエットを保つことができますし、洗濯時間の短縮にもなります。洗濯機の設定を変えるだけでメリットがいっぱいなので、ぜひ試してみてくださいね。