台風14号は中国大陸へ。週末以降は次の台風?に要注意?
台風14号は中国大陸へ
おととい(10日)15時、フィリピンの東で発生した台風14号は、気象庁の予想以上に急激に発達しており、けさ3時には940hPaと、わずか36時間で60hPaも気圧が低下しました(急速強化)。
今後もさらに発達し猛烈な台風となって、あさって(水)頃、台湾の南部付近を通った後、中国大陸へ進む予想となっています。先島諸島への直接の影響はなさそうですが、海上の高波や強風などには十分な注意が必要です。
この台風14号の他、現在南シナ海にある熱帯低気圧は間もなく台風へ変わる予想ですが、こちらの台風は日本へ影響することはありません。
一方、台風14号の東側にある低圧部が問題です。低圧部とは、簡単に言えばまだ中心付近のまとまりがない熱帯低気圧とも呼べるものですが、台風14号同様、海水温の高いフィリピンの東に発生しており、いつ急速にまとまってもおかしくない状況です。今後、気象庁から発表されるでろう熱帯低気圧情報に要注意です。
また参考までに、外国の主要機関の予想では、この台風の卵はすぐに台風へ発達し、週末以降、沖縄や本州付近へ接近する計算を発表しています。
新たな台風が週末にかけて沖縄へ?
米軍合同台風警報センター(JTWC)がきょう12日3時に発表した進路予想では、きょうにも新たな台風が発生し、発達しながら北西方向へ進み、金曜日~土曜日頃に非常に強い勢力で沖縄付近へ達する予想です。
さらにヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)が昨夜発表した予想でも、今後台風が発生し、週末にかけて発達しながら沖縄付近を指向する予想です。
またあくまでも現在の予想ですが、このモデルでは週末以降、東シナ海で偏西風に乗るように転向し、週明けにかけて日本列島を通過する予想となっています。
今週の週末~週明けは敬老の日を含む3連休が控えており、旅行などの計画をたてている方も多いかもしれませんが、今後発生する可能性のある新たな台風に注意が必要です。