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春休みに勉強しない子どもに効果的だった!小学校の先生が実践する3つの方法

ナナホシ教育/子育て/学校

 春休みに宿題がないという学校があります。勉強しない子どもは嬉しいかもしれませんが、親としては心配ですよね。そこで、今回は、学校の先生の立場から、勉強の意欲を高める効果的な声かけをご紹介します。

1.今年の学年の勉強でどれが分かっているのかを聞く

 時間があまりない春休み。重点的に勉強するものを効率的に見つけることがおすすめです。子どもが理解できているものは、この際省いてしまいましょう。

効果的な声かけその1

「この学年で、『分かったよ』というのはどれかな?」
「春休みはあまり時間がないよね。だから、春休みは分からないものから勉強していくのはどうかな?」

NGな声かけその1

「何でこんなに分かってないの!これじゃ、○年生になれないよ!」

2.分からなかった勉強のうち、一番最初に勉強したいものを選ぶ

 子どもが勉強しないのは、何から手をつけたらいいかわからないケースもあります。そんなときは、分からなかった勉強のうち、一番最初に勉強したいものを選ばせてあげることが大切です。

声かけその2

「分からなかった勉強があるね。一番最初に分かったら嬉しいのを1つ選んでみて。」

NGな声かけその2

「分からなかったら困るから、全部やらないとダメだよ!」

3.分からないものランキングをつくる

 子どもが勉強するためには、具体的な計画が必要になってきます。そのためには、優先順位を考えることが大切です。そんな時は、分からないものランキングをつくってみましょう。春休みはランキングが高いものから順番に勉強していくのはどうかと提案してみましょう。

声かけその3

「もし、他にも分からないものがあったら、ランキングをつけてね。例えば、1番難しかったのは分数の計算で、2番目はわり算で、3番目は漢字で、とかね。」
「春休みは分からないものランキングが高いものから少しずつ勉強していくのはどうかな?いつ、何をするか一緒に計画を立てようね。」

NGな声かけその3

「とにかく全部やらないとダメだからね。春休みは全部やり終えるまで勉強しなきゃいけないんだからね。いつ、何をするか私が決めてあげるからね。」

まとめ

 春休みの宿題がないということは、子どもにとっても親にとってもチャンスです。子どもが自分のペースで勉強できるように、親は効果的な声かけをしてあげましょう。

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